Social Media Marketingの取り組み例 - KODAK
Social Mediaに積極的に取り組み、各関連イベントで数多く紹介されている企業のひとつとしてKODAKがある。
"Where our customers are"から"New Promise to Customer"へ
KODAKでは元来"Where our customers are"を重視し、常にお客様を向いたビジネスをしてきたが、主力としているフィルム、映像、カメラにおけるデジタル化への変遷は、近年想像を絶する速さで進んできた。
そこで、"New Promise to Customer"として、よりお客様の声をビジネスに反映させるために、お客様との双方向のコミュニケーションを低コストで迅速に行えるSocial Mediaをコアとしたマーケティング戦略を徹底的に進めたのである。
"The KODAK 4E's"
KODAKは、"Engage"、"Educate"、"Excite"、"Evangelize"(伝道)の4つの観点からSocial Mediaに取り組んでいる。
たとえば、Engageにおいては、お客様の声を聞いて航空管制官のように正しくそれらをコントロールするためのポジションとしてChief Listening Officerを創設。
また、会社としてのOfficialな3つのブログサイトの責任者としてChief Bloggerを創設し、Jeniffer CisneyというSocial Media Managerが兼務している。
最近、いろいろな会社のMarketing部門の方の話を聞くと、Social Media ManagerやSocial Media Marketing Managerといったポジションを置く会社が多くなってきているが、KODAKでも重要な任務を担っている。
もちろん、Educateの観点ではSocial Media Policiesを作成し、社員に徹底させている。
KODAKが利用する主なSocial Media
1. Blog
2. Facebook
さらに、8ヶ国でInternational Pageを展開している他、写真を共有できるKodak Gallery、映画フィルム関連のKodak Motion Picture Filmなどがある。
3. Twitter
Chief Listening Officer、Social Media ManagerやKodak Challenge(PGAゴルフツアー協賛)等、多数展開。
4. YouTube
5. Flickr
ところで、数ヶ月前に発表したビデオカメラの新製品の名称は、TwitterとBlog経由で募集し、Twitterからは約20,000件、Blogからは約1,000件の応募があったとのことである。
最後に、KodakのSocial Mediaに対する取り組みは、Social Media Tipsにまとめられているので、ぜひ一読を。