【図解】コレ1枚ではわかりにくいドラえもんはAGIかAIエージェントかそれとも？

ドラえもんは、どのような知的作業もできる「AGI（汎用AI）を搭載したロボット」なのでしょうか。結論から申し上げれば、ドラえもんは、「特化型AIである生成AIとAIエージェント機能を搭載したロボット」ではないでしょうか。その理由は、ドラえもんは、自発的に考えて行動していないように見えるからです。

• テーマの設定：ジャイアンにいじめられたのび太（人間）が、「助けて〜！」とドラえもん（に搭載されたAIエージェント）に作業を依頼する。
• 自然言語解析：日本語で依頼された文章を生成AI（LLM）が分析し、依頼内容をタスク分解し、必要な情報が揃っているかどうかを判断、不足があれば、「どうしたの？」と不足情報をのび太に求める。
• タスク分解：ドラえもん（AIエージェント）は、のび太（人間）の依頼から何をすればいいのかを整理し、次のようなタスクに分解する。
  • 過去の情報（長期記憶）に基づいて、のび太がジャイアンにいじめられた事例、その際どのように解決したか分析して、その特徴を洗い出す。
  • 今回のいじめと照合し、どのような解決策が有効かを推論する。
  • 最適な「ひみつ道具」をインターネット（？）を介して検索し、四次元ポケットから入手して、のび太に手渡す。
• フィードバック：のび太が、ひみつ道具でジャイアンを懲らしめた結果を長期記憶に格納し、成果や課題を抽出し、次の依頼に備える。

上記から分かることは次の通りです。

• のび太（人間）の依頼を起点として処理を実行すること
• 家庭用としての個性を与えられ、その範囲の中で学習、推論していること
• 自発的に情報を収集していないこと（ドラえもんが、勝手に図書館に行って本を読み、自発的に学校に通って勉強しているシーンはない・・・と思う）など

これは、対話機能に優れた生成AIと家庭用という個性を与えられたAIエージェント搭載のロボットであり、AGIの要件を満たしているとは言えません。

・・・しらんけど（笑）。

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