【図解】コレ1枚でわかる生成AIは何を変えたのか
生成AIは、次の2つの価値をもたらします。
時間の短縮と生産性向上
多くの作業での効率と生産性向上に寄与します。特に、プログラム・コードの生成、報告書の作成、帳票の作成などのパターン化された知的作業である「知的力仕事」では、大きな効果が期待できます。これによって、人的コストの削減や人手不足の解消に貢献できるでしょう。一方で、使いこなせる人とそうでない人のパフォーマンスのギャップを拡大することになると考えられます。
高度専門知識の効率的活用
高度な専門的知識を専門家に頼らずに利用できます。例えば、Excelに組み込まれた生成AIは、関数やマクロを熟知(?)しているので、表やグラフを作るときに自分では気づけない最適な方法を提案してくれます。また、膨大なデザイン・パターンやコーディング・サンプルを学習データとして使ったモデルが、いま書いているプログラム・コードに最もふさわしいやり方を提案し、プログラミングの品質向上に役立ててくれます。
但し、このような価値を引き出すには、次のことができなくてはなりません。
テーマや課題などの問の設定:何を知りたいのか、何を解決したのかといった問を明確にできなくてはなりません。ここが曖昧なままでは、生成AIの機能や性能を十分に引き出すことはできません。
問いに応じた適切な指示/プロンプト:適切かつ完全な指示を文章/プロンプトとして作れなくてはなりません。そのためには、プロンプトの書き方を熟知するだけではなく、論理的に考え、これを言語化できる能力も必要です。
結果を解釈できる専門的知識や教養:生成AIのアウトプットが、正しいという保証はありません。従って、これを読み解く専門的な知識や疑問点を直感できる常識が求められます。また、アウトプットに不安があれば、他の情報源で調べたり、視点を変えた質問を重ね、正確を期すなどの努力が欠かせません。
結局のところ、「できる人ほど生成AIの価値を引き出せる」とも言え、生成AIが賢くなるほど、人間もまた、自らの性能を上げるために、学び続けなければならないと言えそうです。
新著【図解】これ1枚でわかる最新ITトレンド・改訂第5版
生成AIを使えば、業務の効率爆上がり?
このソフトウェアを導入すれば、DXができる?
・・・そんな都合のいい「魔法の杖」はありません。
これからは、「ITリテラシーが必要だ!」と言われても、どうやって身につければいいのでしょうか。
「DXに取り組め!」と言われても、これまでだってデジタル化やIT化に取り組んできたのに、何が違うのかわからなければ、取り組みようがありません。
「生成AIで業務の効率化を進めよう!」と言われても、"生成AI"で何ですか、なにができるのかもよく分かりません。
こんな自分の憂いを何とかしなければと、焦っている方も多いはずです。
そんなあなたの不安を解消するために、ITの「時流」と「本質」を1冊にまとめました! 「そもそもデジタル化、DXってどういう意味?」といった基本の「き」からはじめます。「クラウド」や「IoT」、「AI」など、知らないでは済まされないトピック、さらには「生成AI」や「AIエージェント」、「量子コンピュータ」といった最先端の話題まで、しっかり解説します。特に「生成AI」については、丁寧に解説しました。
DXについては、いまや成果をあげることが求められています。そんな「DXの実践」について、ひとつの章を設けて丁寧に解説しました。
この1冊で、「ITの最新トレンド」と「DX実践の勘所」をつかみ取って下さい。
- 【特典1】掲載の図版はすべてPowerPointデータでダウンロード、ロイヤリティフリーで利用できます。社内の企画書やお客様への提案書、研修教材などにご活用ください!
- 【特典2】本書で扱うには少々専門的なITインフラやシステム開発に関わるキーワードについての解説も、PDFでダウンロードできます!
新入社員のための「1日研修/1万円」
今年で8年目を迎える恒例の"新入社員のための「1日研修/1万円」"の募集を始めました。
社会人として必要なITの常識を学び、ITに関わることのやり甲斐を考える
ChatGPTや生成AIの登場でビジネスの前提が大きく変わってしまいました。DXもまた再定義を余儀なくされています。アジャイル開発はもはや前提となりました。しかし、ChatGPTに代表される生成AIが何か、何ができるのかも知らず、DXとデジタル化を区別できず、なぜアジャイル開発なのかがわからないままに、現場に放り出されてしまえば、自信を無くしてしまいます。
そんな彼らに、いまのITの常識をわかりやすく、体系的に解説し、これから取り組む自分の仕事に自信とやり甲斐を持ってもらおうと企画しました。
お客様の話していることが分かる、社内の議論についてゆける、仕事が楽しくなる。そんな自信を手にして下さい。
【前提知識は不要】
ITについての前提知識は不要です。ITベンダー/SI事業者であるかどうかにかかわらず、ユーザー企業の皆様にもご参加頂けます。
これからの営業の役割や仕事の進め方を学び、磨くべきスキルを考える
ChatGPTの登場により、ビジネス環境が大きく変わってしまいました。もはや、お客様からの要望や期待に応えて、迅速に対応するだけでは、営業は務まりません。お客様の良き相談相手、あるいは教師となって、お客様の要望や期待を引き出すことが、これからの営業には求められています。
AIやテクノロジーに任せるべきことはしっかりと任せ、人間の営業として何をすべきか、そのためにいかなる知識やスキルを身につけるべきなのか。そんな、これからの営業の基本を学びます。また、営業という仕事のやり甲斐や醍醐味についても、考えてもらえる機会を提供致します。