【図解】コレ1枚でわかるデジタルが支える2つの経営基盤
私たちは、ERPパッケージやオンライン会議ツールなどのデジタル・ツールを駆使して、業務の効率化やコストの削減、オンライン・ショップやWeb広告でお客様との関係をデジタル化し、売上機会の拡大に取り組んでいます。また、工場や倉庫、店舗の機器や設備、製品などに、センサーや通信機能を組み込んで、その状態をリアルタイムに把握しできる仕組み作りもしています。
これは、「企業活動のデジタルツイン」を構築する取り組みで、これを使えば、企業活動のいまの状態をリアルタイムに把握できます。例えば、製造や物流の過程でのボトルネック、新しい販売施策の進捗、自社の製品やサービスについて、お客様が感じている満足や不満などが、リアルタイムで分かります。
このようにデータを駆使して事実を可視化できれば、改善すべき課題を容易に見つけだせます。デジタル化の範囲を拡げれば、これらデータの解像度が上がり、より的確な判断が下せるようになるでしょう。経験や勘、思いこみに頼るのではなく、データに基づくリアルタイムな事実から、迅速・的確に判断して、高速に改善を繰り返すことができるようになります。
VUCAに対処するには、「変化に俊敏に対処できる経営基盤」が必要です。そのためには、データに基づき判断して、即座に実行し、結果に基づき改善を繰り返すサイクルを高速・高頻度で回し続けなくてはなりません。
そのためにAIは、大きな助けになります。ただAIは、データがなければ、なんの役に立ちません。AIを駆使すれば、業務の生産性を高め、自動化の範囲を拡げ、改善サイクルを加速できます。また、デジタル化される範囲が拡がれば、セキュリティの脅威が、経営や事業に及ぼす影響も大きくなります。業務プロセスが、徹底してデジタル化され、データでリアルタイムな事実を把握できていれば、サイバー攻撃や不正を即座に検知し、自動で対処すこともできます。
このような「データ駆動型経営基盤」は、VUCAの時代に、企業が生き残り、成長するための前提となります。
募集開始 次期・ITソリューション塾・第45期 を2024年2月14日[水]よりの開講いたします。ご参加をご検討頂ければ幸いです。
ChatGPTをはじめとした生成AIの登場から、わずか1年で、IT界隈の常識が一気に変わってしまいました。インターネットやスマートフォンの登場により、私たちの日常が大きく変わってしまったことに匹敵する、大きな変化です。いま社会は大きな転換点を迎えています。
ITベンダー/SI事業者の皆さんにとっては、これまでのビジネスの前提が失われ、既存の延長線上で事業を継続することは、難しくなるでしょう。
ITに関わる仕事をしている人たちは、この変化の背景にあるテクノロジーの進化を正しく理解し、自分たちのビジネスに、あるいは、お客様への提案に、活かす方法を見つけなくてはなりません。
ITソリューション塾は、そんなITの最新トレンドを体系的に分かりやすくお伝えするとともに、ビジネスとの関係やこれからの戦略を解説し、どのように実践につなげればいいのかを考えます。
- SI事業者/ITベンダー企業にお勤めの皆さん
- ユーザー企業でIT活用やデジタル戦略に関わる皆さん
- デジタルを武器に事業の改革や新規開発に取り組もうとされている皆さん
- IT業界以外から、SI事業者/ITベンダー企業に転職された皆さん
- デジタル人材/DX人材の育成に関わられる皆さん
そんな皆さんには、きっとお役に立つはずです。
詳しくはこちらをご覧下さい。前期・第44期の講義のダイジェスト動画も掲載していますので、よろしければご覧下さい。
- 期間:2024年2月14日(水)〜最終回4月24日(水) 全10回+特別補講
- 時間:毎週(水曜日*原則*) 18:30〜20:30 の2時間
- 方法:オンライン(Zoom)
- 費用:90,000円(税込み 99,000円)
- 内容:
- デジタルがもたらす社会の変化とDXの本質
- IT利用のあり方を変えるクラウド・コンピューティング
- これからのビジネス基盤となるIoTと5G
- 人間との新たな役割分担を模索するAI
- おさえておきたい注目のテクノロジー
- 変化に俊敏に対処するための開発と運用
- アジャイルの実践とアジャイルワーク
- クラウド/DevOps戦略の実践
- 経営のためのセキュリティの基礎と本質
神社の杜のワーキング・プレイス 8MATO
書籍案内 【図解】コレ一枚でわかる最新ITトレンド 改装新訂4版
ITのいまの常識がこの1冊で手に入る,ロングセラーの最新版
「クラウドとかAIとかだって説明できないのに,メタバースだとかWeb3.0だとか,もう意味がわからない」
「ITの常識力が必要だ! と言われても,どうやって身につければいいの?」
「DXに取り組めと言われても,これまでだってデジタル化やIT化に取り組んできたのに,何が違うのかわからない」
こんな自分を憂い,何とかしなければと,焦っている方も多いはず。
そんなあなたの不安を解消するために,ITの「時流」と「本質」を1冊にまとめました! 「そもそもデジタル化,DXってどういう意味?」といった基礎の基礎からはじめ,「クラウド」「5G」などもはや知らないでは済まされないトピック,さらには「NFT」「Web3.0」といった最先端の話題までをしっかり解説。また改訂4版では,サイバー攻撃の猛威やリモートワークの拡大に伴い関心が高まる「セキュリティ」について,新たな章を設けわかりやすく解説しています。技術の背景や価値,そのつながりまで,コレ1冊で総づかみ!
【特典1】掲載の図版はすべてPowerPointデータでダウンロード,ロイヤリティフリーで利用できます。社内の企画書やお客様への提案書,研修教材などにご活用ください!
【特典2】本書で扱うには少々専門的な,ITインフラやシステム開発に関わるキーワードについての解説も,PDFでダウンロードできます!
2022年10月3日紙版発売
2022年9月30日電子版発売
斎藤昌義 著
A5判/384ページ
定価2,200円(本体2,000円+税10%)
ISBN 978-4-297-13054-1
目次
- 第1章 コロナ禍が加速した社会の変化とITトレンド
- 第2章 最新のITトレンドを理解するためのデジタルとITの基本
- 第3章 ビジネスに変革を迫るデジタル・トランスフォーメーション
- 第4章 DXを支えるITインフラストラクチャー
- 第5章 コンピューターの使い方の新しい常識となったクラウド・コンピューティング
- 第6章 デジタル前提の社会に適応するためのサイバー・セキュリティ
- 第7章 あらゆるものごとやできごとをデータでつなぐIoTと5G
- 第8章 複雑化する社会を理解し適応するためのAIとデータ・サイエンス
- 第9章 圧倒的なスピードが求められる開発と運用
- 第10章 いま注目しておきたいテクノロジー