神社の杜のワーキングプレイス 8MATO 薪ストーブと木と漆喰の話し
8MATOの森の山桜は、すっかり葉を落としました。山栗やドングリ(小楢の実)もキャンプサイトに沢山落ちています。これから、一気に紅葉が進み、彩り豊かな季節を迎えます。
この週末は、雨が降り続き、かなり冷え込みました。薪ストーブのおかげで、暖かく過ごすことができました。そんな暖かな室内からデッキに出ると、まだそれほど寒くないので、椅子に腰掛けて、心地よい森に響く雨音に耳を傾け、ボーッとすることができました。これでは、仕事が捗りませんね。
ところで、この薪ストーブ、アメリカンなガンガン、ボウボウではなく、ゆるーり、とろーりと炎をくゆらすタイプです。岐阜の鋳物屋さんが作っているAGNIというストーブで、日本の森の事情に合わせ、「針葉樹を燃やせるストーブ」として作られています。
日本の代表的な針葉樹植であるスギやヒノキなどは「早く燃え尽きやすい」「高温燃焼になり本体や煙突を傷める」として薪ストーブには敬遠されがちでした。このストーブは、そんな針葉樹のクリーンな完全燃焼を実現するように作られています。
日本には放置された針葉樹植林が 国土の36%に達する深刻な森林問題を抱えています。そんな針葉樹林の間伐材を使うことで、自然にも貢献しようという、ささやかな想いも込められています。
さて、この8MATOの水屋棟ですが、以前にもご紹介の通り、この森で伐採した木と漆喰で作られています。そのため、一度部屋を暖めると、木と漆喰が蓄熱材となって、ストーブを焚かなくても暖かさが持続します。
広々した部屋ではあるのですが、一度暖めてしまえば、夜一本薪をくべておけば、翌朝まで暖かさを保つことができました。先人の知恵、凄いですよね。今回は、そのことを実感できました。
さて、この週末のビッグイベントは、Webカメラの設置です。Google Nest Camを室内と屋外に設置するため、セットアップ作業を行いました。当初の目論見では、1時間もあれば終わるだろうと高をくくっておりました。さっさと終わりにして、軽くいっぱいやりましょう、ということだったのですが、これが大ハズレです。結局、その日は作業を中断、翌日に持ち越しました。おかげて、「軽く」が、深酒となり、大いに盛り上がりました(そうでなくても「軽く」にはならなかったでしょうね)。
まあ、よくある話しで、何のことはない簡単なミスが原因でした。翌朝そのことに気がつき、対処したところ、30分ほどで作業終了。あんなに、悩みに悩み、対策をネットで調べまくっても解決せず、本当に落ち込んでいたのですが、「なぁ〜んだ」で終わりました。ITあるあるですね。
さて、Webカメラの写真にもありますが、ご覧の通り室内は机がありません。そこで、職人さんに頼んで、いまテーブルを作ってもらっています。無垢の一枚板、虫食いで痛んだ部分を切りとり、良いとこだけをつなぎ合わせて一枚の天板にするという職人技!本当に凄いですよ。相変わらず、頭が下がる仕事ぶりです。これが揃えば、取りあえず設備面では準備完了となります。
あとは、運営面の準備です。料金やら、受付の人、メンバーシップなど、いろいろとこれが大変でして、鋭意作業はしていますが、ほんと、かなり疲労困憊です。まあ、もういいからエイヤーと始めてしまおうかとも思っています(笑)。
オイルランプ、ぶら下げてみました。LEDとは違う揺らめきは、森と見事に溶け合います。ここに集う人たちも、誰もが気持ちよく、溶け合ってくれる場所にしたいですね。
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斎藤昌義 著
A5判/384ページ
定価2,200円(本体2,000円+税10%)
ISBN 978-4-297-13054-1
目次
- 第1章 コロナ禍が加速した社会の変化とITトレンド
- 第2章 最新のITトレンドを理解するためのデジタルとITの基本
- 第3章 ビジネスに変革を迫るデジタル・トランスフォーメーション
- 第4章 DXを支えるITインフラストラクチャー
- 第5章 コンピューターの使い方の新しい常識となったクラウド・コンピューティング
- 第6章 デジタル前提の社会に適応するためのサイバー・セキュリティ
- 第7章 あらゆるものごとやできごとをデータでつなぐIoTと5G
- 第8章 複雑化する社会を理解し適応するためのAIとデータ・サイエンス
- 第9章 圧倒的なスピードが求められる開発と運用
- 第10章 いま注目しておきたいテクノロジー