【図解】コレ1枚でわかるデジタル化の目的と2つの意味
「人間のやっていたことをコンピューターでできるようにする」
これが、「デジタル化」する目的です。
デジタル化により、例えば次のようなことができるようになります。
- これまで1週間かかっていた申し込み手続きを5分で終わらせる
- 顧客の行動(いま、どこで、何をしているのか)が分かる
- 他のデジタル・サービスと一瞬にして連係できる
- 膨大なデータの中にビジネスに役立つ規則や関係を見つけることができる
- 業務の進捗、人の動き、ビジネスの状態が、リアルタイムに「見える化」される など
しかし、たとえ上記のようなことができても、次のような現実世界の価値の実現を目指さなくては、ビジネスとして、取り組む意味がありません。
- 顧客満足が向上する
- 業績が改善する
- 社員が幸せになる など
例えば、次のようなことです。
「これまで1週間かかっていた申し込み手続きを5分で終わらせる」ことができれば、顧客はその便利さに感動するでしょう。そのうわさは瞬く間に拡がり、さらにお客様が増え、業績も向上します。
「顧客の行動(いま、どこで、何をしているのか)」が分かれば、その状況にふさわしい、サービスを提供できます。例えば、スタジアムでサッカーを観戦していて、お気に入りのチームが勝ったなら、そのチームのロゴの入った「いまだけ限定」のプレミアム・グッズをスマホで紹介すれば、喜んで買ってくれるかも知れません。そうすれば、売上も向上します。
「ビジネスの価値を生みだすことを目的に、デジタル化という手段を使う」
ビジネスに於いては、目的が曖昧なままに、「デジタル化」することが目的とならないように、厳に慎む必要があるでしょう。
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DXとはこれまでのデジタル化と何が違うのかと問われて、それを説明できるでしょうか。Web3の金融サービス(DeFi)で取引される金額はおよそ10兆円、国家が通貨として発行していないデジタル通貨は500兆円にも達し、日本のGDPと同じくらいの規模にまで膨らんでいることをご存知でしょうか。
言葉の背景や本質、ビジネスとの関係を理解しないままに、言葉だけで議論しようとすると、うんざりしたり、胡散臭く感じたりするものです。
ITがもたらす社会の動き、ビジネスの変化、これらとテクノロジーの関係を繋げて理解することが大切です。
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