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【図解】コレ1枚でわかるこれからの運用技術者とSRE

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インフラにおける日々の運用業務は、クラウド事業者に任せられるようになりました。またインフラを使うために必要な設定は、クラウドであればツールやAPIを介して使えるようになり、アプリケーション開発者にもできる時代です。このような仕組みが、先に紹介したインフラを設定する全ての手順をコード化する「Infrastructure as Code」です。

こんな時代に運用技術者に求められる役割も大きく変わろうとしています。例えば、これまで求められてきた業務は、次のような内容でした。

  • ITの実務上の利用方法について問い合わせを受けて対応する窓口業務
  • 定められたオペレーションを繰り返し実施する定常業務
  • ITに関するトラブルに対応する障害対応業務
  • インフラに関する管理業務(構成管理やキャパシティ管理など)

このような業務は積極的にクラウド・サービスや自動化ツールに置き換え、どんどん変わるビジネス要件に柔軟・迅速に対応できるインフラ環境を作ることへと、業務の重点を移してゆくことが求められています。このような取り組みを「SRESite Reliability Engineering)」と言います。

具体的な業務は次のようなものです。

彼らは、開発者とサービス・レベルの目標値を共有し、協力しながら開発やテスト、本番稼働に必要なインフラ環境をすぐに使える組織横断的な仕組みを作ることに取り組みます。

インシデント対応やインフラの安定稼働といった守りの役割から、加速するビジネス・スピードの変化に対応し「ビジネスの成果に貢献する」することへと、運用技術者の役割は、大きく拡がろうとしているのです。

【今年度最終回】9月7日・新入社員のための「1日研修/一万円」

今年度最終回・9月7日(水)募集中

社会人として必要なデジタル・リテラシーを学ぶ

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そんな、当たり前を知らないままに、現場に放り出され、会話についていけず、自信を無くして、不安をいだいている新入社員も少なくないと聞いています。

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