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【図解】コレ1枚でわかるDevOpsとコンテナの組合せ

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開発者は、アプリケーションのプログラム・コードを作成あるいは修正すると、それをテストして、正しく動作することを確認します。この作業は、日々行われるだけではなく、大規模なアプリケーションであれば、複数の開発者が役割分担し、同じアプリケーションを構成する様々なプログラムを、同時に作成、修正、テストを行うこともあります。そうして作られたプログラム・コードが、正しく動作、連携するように、不具合の混入を早期に見つけて対処し、複数の開発者で作ったプログラム・コードを常に最新の状態に保ち、全体で正しく機能する状態を維持する必要があります。

そのためには、プログラム・コードを変更するたびに単体テストの実行を自動化して、プログラムの修正や機能追加に対する不整合を早期に発見し、修正しなくてはなりません。この一連の作業が、「継続的インテグレーション(CIContinuous Integration))です。

CIを完了したアプリケーションは、自動的にテスト環境に移され、常に動作可能な最新の状態のアプリケーションを維持する作業が、「継続的デリバリー(CDContinuous Delivery) です。なお、実際に本番環境に移す作業を自動化することを「継続的デプロイ(Continuous Deploy)」と呼びます。

DevOpsは、CI/CDによってアプリケーションの機能の追加や修正を迅速に、高頻度で行うことを目指しています。ここでコンテナを使えば、アプリケーションをハードウェアやOSの制約から切り離すことができるので、コンテナで開発、テストしたアプリケーションを、実際に稼動する本番環境でも同じように動作させることができます。これを継続的、繰り返し行いますから、起動の早いコンテナは、CI/CD作業時間を短縮できます。また、テスト環境や本番環境が同じコンテナが動作するようにしておけば、その環境の違いを気にすることなく、そのまま動かすことができます。

CI/CDの考え方やこれを実現するツールが登場する以前は、11つの作業を開発者が、その都度手動で行っていました。コンテナを使えば、これら一連の作業を連続的に自動化し、作業の効率を大幅に高め、高頻度で繰り返すことができます。

【最終回】9月7日・新入社員のための「1日研修/一万円」

最終回・9月7日(水)募集中

社会人として必要なデジタル・リテラシーを学ぶ

ビジネスの現場では、当たり前に、デジタルやDXといった言葉が、飛び交っています。クラウドやAIなどは、ビジネスの前提として、使われるようになりました。アジャイル開発やDevOps、ゼロトラストや5Gといった言葉も、語られる機会が増えました。

そんな、当たり前を知らないままに、現場に放り出され、会話についていけず、自信を無くして、不安をいだいている新入社員も少なくないと聞いています。

そんな彼らに、いまのITやデジタルの常識を、体系的にわかりやすく解説し、これから取り組む自分の仕事に自信とやり甲斐を持ってもらおうというものです。

【前提知識は不要】

ITについての前提知識は不要です。ITベンダー/SI事業者であるかどうかにかかわらず、ユーザー企業の皆様にもご参加頂けます。

未来を担う若い人たちに道を示す

新入社員以外の若手にも参加してもらいたいと思い、3年目以降の人たちの参加費も低額に抑えました。改めて、いまの自分とこれからを考える機会にして下さい。また、人材育成のご担当者様にとっては、研修のノウハウを学ぶ機会となるはずです。教材は全て差し上げますので、自社のプログラムを開発するための参考にしてください。

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