【図解】コレ1枚でわかるアジャイル開発:ビジネスの成果を目的とする
ウォーターフォール開発では、要求仕様の全ての機能を実現するために必要なリソース、すなわち工数と期間を算出します。それに基づき決められたコストと納期を守って開発し、それらが全て開発し終えたところで完了となります。
一方、アジャイル開発では、まずはビジネスの成果に見合うコストといつから必要なのかで期限とリソースを決定します。そのリソースの範囲で、ユーザー・ニーズに最大限応えられるアプリケーションを業務上の優先順位に従い開発します。優先順位を決める基準は、例えば、「これがなければ業務が成り立たない」や、売上や利益への貢献の度合いなどです。最終的な完成の姿は描きますが、これは仮説であって、仕様の変更があれば、これを積極的に反映し、ユーザーがこれでビジネス目的が十分に達成できると判断したところで完了となります。
また、ウオーターフォール開発では、仕様を確定後は、仕様変更を原則受け入れず、作業を機能別に細分化・手分けして開発します。そして、最終的に全てを集めてテストします。そこでこれまで気付けなかったバクやミス、設計上の不具合を修正します。つまり、品質上のリスクが後ろに片寄せされるのです。
一方、アジャイル開発では、まずはプロセスごとにテスト・プログラムを準備し、そのテストがうまく通って、そのプロセスのプログラムは完成となります。このような開発手法を「テスト駆動型開発(Test Driven Development / TDD)」と呼びます。プロセスは30分から1時間程度で開発できる程度の小さな規模にして、確実に全てが検証できるようにします。
こうした過程を積み上げ開発したプログラムを1または2週間の単位でユーザーにリリースしフィードバックをもらいます。そのフィードバックを反映させた前のプロセスと新しい次のプロセスを統合して、全体がうまく機能することをテストして、またリリースします。この作業を繰り返すことで、優先順位が高い業務上重要なプロセスほどユーザーの検証とテストが繰り返し行われ、結果として、品質上のリスクが前倒しされ、作るほどに全体の品質が向上します。
アジャイル開発は、このような仕組みにより、原理的にコストと工数が守られ、高品質なアプリケーションが開発できるのです。
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社会人として必要なデジタル・リテラシーを学ぶ
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デジタルが前提の社会に対応できる営業の役割や仕事の進め方を学ぶ
コロナ禍で、ビジネス環境が大きく変わってしまい、営業のやり方は、これまでのままでは、うまくいきません。案件のきっかけをつかむには、そして、クローズに持ち込むには、お客様の課題に的確に切り込み、いまの時代にふさわしい解決策を提示し、最適解を教えることができる営業になることが、これまでにも増して求められています。
お客様からの要望や期待に応えて、迅速に対応するだけではなく、お客様の良き相談相手、あるいは教師となって、お客様の要望や期待を引き出すことが、これからの営業に求められる能力です。そんな営業の基本を学びます。
未来を担う若い人たちに道を示す
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