オルタナティブ・ブログ > ITソリューション塾 >

最新ITトレンドとビジネス戦略をわかりやすくお伝えします!

【図解】コレ1枚でわかるDevOps

»

スクリーンショット 2022-07-13 6.20.22.png

開発チームと運用チームにとって、「情報システムによって、ビジネスの成果に貢献すること」は共通の目的です。そのためには、ユーザーの求めるニーズに迅速、柔軟に対応しなくてはなりません。圧倒的なスピードが求められるいま、両者にはこれまでにも増して、そのための能力が求められています。

ただ、目的は同じでも両者の果たすべき役割は異なります。開発チームは、システムに新しい機能を追加することを役割とし、ユーザーからの開発や変更の要求に迅速に対応しようとします。そして、運用チームに、「アプリケーションを開発/更新したのだから、ユーザーにそのメリットを直ちに提供したいので、すぐに本番環境に移行してほしい」と要求します。

これに対して運用チームは、システムを安定稼働させることを役割とし、本番システムを確実に安定させ安心してユーザーに使ってもらうために、インフラの調達や構築、設定や運用手順の整備、テストなどを行わなくてはならず、開発チームの要求に即座に答えることはできません。このような両者の対立を放置すれば、圧倒的なスピードは手に入りません。

そこで、開発(Development)と運用(Operation)が協調・連携し、一体となってこの障害を克服しようという取り組み「DevOps」が必要となります。

具体的には、開発したシステムを直ちに本番システムに反映するために、開発チームと運用チームの役割の見直し、あるいは、開発者自身の判断で本番システムに移行しても障害を起こすことなく安定運用が担保できる仕組みを作ることです。そのためには、システムの調達や構成のための自動化ツールやコンテナなども積極的に取り入れます。

DevOpsは、このような一連の取り組みにより、開発したアプリケーションをユーザーが直ちに検証できるようにする「継続的デリバリー(Continuous Delivery)」や、開発したシステムの本番への移行を不断に繰り返してゆく「継続的デプロイメント(Continuous Deployment)」の実現を目指します。

現場のニーズにいち早く対応し、変化にも即応できるアジャイル開発の「反復型開発」や「継続的インテグレーション」と組合せることで、変化に俊敏に対応できる圧倒的なスピードを開発と運用にもたらすことができます。

【募集開始】新入社員のための「1日研修/一万円」

社会人として必要なデジタル・リテラシーを学ぶ

ビジネスの現場では、当たり前に、デジタルやDXといった言葉が、飛び交っています。クラウドやAIなどは、ビジネスの前提として、使われるようになりました。アジャイル開発やDevOps、ゼロトラストや5Gといった言葉も、語られる機会が増えました。

そんな、当たり前を知らないままに、現場に放り出され、会話についていけず、自信を無くして、不安をいだいている新入社員も少なくないと聞いています。

そんな彼らに、いまのITやデジタルの常識を、体系的にわかりやすく解説し、これから取り組む自分の仕事に自信とやり甲斐を持ってもらおうというものです。

【前提知識は不要】

ITについての前提知識は不要です。ITベンダー/SI事業者であるかどうかにかかわらず、ユーザー企業の皆様にもご参加頂けます。

未来を担う若い人たちに道を示す

新入社員以外の若手にも参加してもらいたいと思い、3年目以降の人たちの参加費も低額に抑えました。改めて、いまの自分とこれからを考える機会にして下さい。また、人材育成のご担当者様にとっては、研修のノウハウを学ぶ機会となるはずです。教材は全て差し上げますので、自社のプログラムを開発するための参考にしてください。

Comment(0)