【図解】コレ1枚でわかるアジャイル開発:仕様の変更を積極的に受け入れる
仕様をすべて決めてから開発に着手する「ウォーターフォール開発」では、不確実性が高まる時代には対処できません。「アジャイル開発」は、そんな時代の要請に応える開発の考え方であり、その手段としての手法も充実しています。
ウォーターフォール開発は、仕様を全て決定してから開発に着手します。そこには「あったらいいかも」、「将来使うかもしれない」などの推測も含まれます。
開発は、機能単位です。機能とは、入力画面、帳票印刷、集計など、一連の業務処理を実現する部品です。これらを手分けして作り、全ての機能が完成してからつなぎ合わせます。また、作り始めると途中での変更は難しく、コードを全部書き終えた最後に確認し、バク(プログラムのミス)の有無や不具合を検証し、修正や改善を行います。ユーザーによる検証は、その後となります。
一方、アジャイル開発は、達成したいビジネス・ゴール(売上や利益の目標など)を明確に定め、それを達成する上での重要性で優先順位を決め、本当に使う「業務プロセス」だけを作ります。システム仕様は定めますが、それはあくまで仮説であり、ニーズの変化による仕様の変更を、積極的に受け入れます。
業務プロセスとは、「出荷指示のボタンを押せば、倉庫に出荷伝票が印刷出力される」、「経費精算帳票にデータを入力すれば、経理部門にデータが受け渡される」といったひとつの完結した業務手順です。これを「業務を遂行するうえで重要度が高い」あるいは、「売上や利益に貢献する影響度が高い」といった業務での重要度に応じて優先順位を決め、順次開発してゆきます。「あったらいいかも」、「将来使うかもしれない」は作りません。必要であることが明確になったなら、優先順位を決めて、開発工程に組み入れます。
1または2週間で開発できる規模をひとくくりとし、開発とリリースを繰り返します。ユーザーはこのサイクルで検証とフィードバックを行います。これが「反復型開発(Iterative Development)」です。開発者は、ユーザーからフィードバックされた改善事項に対処し、新たな業務プロセスを開発し、それまでのプロセスも含めて全て統合してテストし、次のリリースを行います。これを「継続的インテグレーション(Continuous Integration)」と言います。このサイクルを繰り返し、業務プロセスを積み上げ、全体を完成させます。
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社会人として必要なデジタル・リテラシーを学ぶ
ビジネスの現場では、当たり前に、デジタルやDXといった言葉が、飛び交っています。クラウドやAIなどは、ビジネスの前提として、使われるようになりました。アジャイル開発やDevOps、ゼロトラストや5Gといった言葉も、語られる機会が増えました。
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未来を担う若い人たちに道を示す
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