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【図解】コレ1枚でわかるデジタル・ツイン:現実世界の最適化

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現実世界の出来事を忠実に写し取ったデジタル・コピー、すなわち「デジタル・ツイン」を使って「現実世界ではできない模擬実験(シミュレーション)」を行い、私たちの社会活動や生活を快適で安心なものにするための方法を見つけ出せます。

■工場の生産性や柔軟性の向上

工場の製造装置や設備に組み込まれたセンサーから送り出された進捗状況や稼働状況などをリアルタイムで受け取り、最も効率の良い作業手順を見つけ出します。それを使って、現場の製造装置を自動で制御すれば、納期や作業期間を大幅に短縮し、コスト削減に貢献します。新製品を製造ラインに投入する、スケジュールや段取りを変更するときの最適なタイミングをシミュレーションによって見つけ出せば、部材のムダをなくし、作業効率を高めることができます。

■道路の渋滞緩和

渋滞している道路のデジタル・ツインを使い、信号機の切り替わるタイミングを変える、高速道路への進入規制をするなど条件を変え、渋滞を解消する最適な方法を探ることができます。そこで得られた情報を現実世界にフィードハックし、信号の制御や高速道路の職員に指示を与えることで渋滞が解消できます。

■災害に強い都市計画

都市の構造や活動を写しとったデジタル・ツインで模擬的に大規模災害を起こし、道路の橋桁を崩落させる、火災で通行止めにするなどし、どのように誘導すればより多くの人命を救えるかを、条件を変えて実験できます。現実世界でこのような実験を行うことはできません。この実験(シミュレーション)結果を、災害時の避難誘導計画や都市計画に反映させることができます。

■身体の健康や安全をサポート

スマートフォンやウェアラブル端末を使いきめ細かな身体の情報がつかめれば、それを使って、利用者の健康上の課題を見つけ出し、適切なアドバイスができるようになります。転倒や発作などの身体の異常を感知すれば、自動で救急隊や病院に通報や身体情報が送られ、直ちに必要な措置がとれます。

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次期・ITソリューション塾・第40期(2022年5月18日 開講)の募集を始めました。

コロナ禍は、デジタルへの世間の関心を高め、ITへの投資気運も高まっています。しかし、その一方で、ITに求められる技術は、「作る技術」から「作らない技術」へと、急速にシフトしはじめています。

この変化に対処するには、単に知識やスキルをアップデートするだけでは困難です。ITに取り組む働き方、あるいは考え方といったカルチャーを変革しなくてはなりません。DXとは、そんなカルチャーの変革なしでは進みません。

ITソリューション塾は、ITのトレンドを体系的に分かりやすくお伝えすることに留まらず、そんなITに関わるカルチャーが、いまどのように変わろうとしているのか、そして、ビジネスとの関係が、どう変わるのか、それにどう向きあえばいいのかを、考えるきっかけになるはずです。

  • SI事業者/ITベンダー企業にお勤めの皆さん
  • ユーザー企業でIT活用やデジタル戦略に関わる皆さん
  • デジタルを武器に事業の改革や新規開発に取り組もうとされている皆さん
  • IT業界以外から、SI事業者/ITベンダー企業に転職された皆さん
  • デジタル人材/DX人材の育成に関わられる皆さん

そんな皆さんには、きっとお役に立つはずです。

詳しくはこちらをご覧下さい。

  • 日程 :初回2022年5月18日(水)~最終回7月27日(水) 毎週18:30~20:30
  • 回数 :全10回+特別補講
  • 定員 :120名
  • 会場 :オンライン(ライブと録画)
  • 料金 :¥90,000- (税込み¥99,000)
  • 全期間の参加費と資料・教材を含む

【募集開始】新入社員のための「1日研修/一万円」

社会人として必要なデジタル・リテラシーを学ぶ

ビジネスの現場では、当たり前に、デジタルやDXといった言葉が、飛び交っています。クラウドやAIなどは、ビジネスの前提として、使われるようになりました。アジャイル開発やDevOps、ゼロトラストや5Gといった言葉も、語られる機会が増えました。

そんな、当たり前を知らないままに、現場に放り出され、会話についていけず、自信を無くして、不安をいだいている新入社員も少なくないと聞いています。

そんな彼らに、いまのITやデジタルの常識を、体系的にわかりやすく解説し、これから取り組む自分の仕事に自信とやり甲斐を持ってもらおうというものです。

【前提知識は不要】

ITについての前提知識は不要です。ITベンダー/SI事業者であるかどうかにかかわらず、ユーザー企業の皆様にもご参加頂けます。

デジタルが前提の社会に対応できる営業の役割や仕事の進め方を学ぶ

コロナ禍で、ビジネス環境が大きく変わってしまい、営業のやり方は、これまでのままでは、うまくいきません。案件のきっかけをつかむには、そして、クローズに持ち込むには、お客様の課題に的確に切り込み、いまの時代にふさわしい解決策を提示し、最適解を教えることができる営業になることが、これまでにも増して求められています。

お客様からの要望や期待に応えて、迅速に対応するだけではなく、お客様の良き相談相手、あるいは教師となって、お客様の要望や期待を引き出すことが、これからの営業に求められる能力です。そんな営業の基本を学びます。

未来を担う若い人たちに道を示す

新入社員以外の若手にも参加してもらいたいと思い、3年目以降の人たちの参加費も低額に抑えました。改めて、いまの自分とこれからを考える機会にして下さい。また、人材育成のご担当者様にとっては、研修のノウハウを学ぶ機会となるはずです。教材は全て差し上げますので、自社のプログラムを開発するための参考にしてください。

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