【図解】コレ1枚でわかるIoTプラットフォーム
IoTプラットフォームとは、ネットワークに接続されたモノ(IoTデバイス)からデータを収集し、データの管理や分析、機器の制御や認証など、IoTアプリケーションを実現するために必要な共通機能を提供する仕組みのことです。
そんなIoTプラットフォームは、次の3つに分類できます。
開発共通基盤:アプリケーションを開発するためのツール、IoT デバイスを他のデバイスおよびクラウド・サービスと連係させるなどの機能を提供します。AWS のIoTやGoogleの IoT Core、Microsoft のAzure IoTなどがあります。
産業特化基盤:製造業や流通業などさまざまな産業分野に特化した設備管理やデータ管理、装置制御やデータ分析などの機能を提供します。製造業では、GEデジタルのPredix、日立のLumada、SiemensのMind Sphereなどがあります。建設業で工事の進捗や機材の管理などの機能を提供するLANNDLOG、海運業であれば、船舶の「安全運航」や「メンテナンスの最適化」を目指す日本郵船らが提供する船舶IoT、流通に関わるIoTデータをデジタル・マーケティングに連係させる「Customer Data Platform(CDP)」を提供するArmのPelionなどがあります。
産業共通基盤:IoTデバイスに搭載される無線通信のためのSIMと通信回線の設定の変更や、通信量を監視するなど IoT デバイスを一元管理することができる通信機能を提供するSORACOM Air、収集した膨大なデータを分析し、可視化や関係性、規則性を見つけ出すための機械学習(AI技術の1つ)を提供するIBM Watson、石油・ガス、発送電、採掘、化学、パルプ、製鉄、製薬などさまざまなプロセス産業の製造現場で使われている機器からの大量のデータをリアルタイムに収集・蓄積・管理・表示・分析できるOSISoftのPI Systemなどがあります。
IoTプラットフォームを使えば、IoTシステムに必要なデータ分析やデバイス管理、システム運用管理などの手間を減らし、ビジネスとしての価値を生みだすアプリケーションの開発や改修にヒト、モノ、カネといった経営資源を集中できます。また、専門性が求められるセキュリティ対策や決済など、アプリケーションから切り離して開発できるようになり、自分たちの専門領域に集中できるようになります。
次期・ITソリューション塾・第40期(2022年5月18日 開講)の募集を始めました。
コロナ禍は、デジタルへの世間の関心を高め、ITへの投資気運も高まっています。しかし、その一方で、ITに求められる技術は、「作る技術」から「作らない技術」へと、急速にシフトしはじめています。
この変化に対処するには、単に知識やスキルをアップデートするだけでは困難です。ITに取り組む働き方、あるいは考え方といったカルチャーを変革しなくてはなりません。DXとは、そんなカルチャーの変革なしでは進みません。
ITソリューション塾は、ITのトレンドを体系的に分かりやすくお伝えすることに留まらず、そんなITに関わるカルチャーが、いまどのように変わろうとしているのか、そして、ビジネスとの関係が、どう変わるのか、それにどう向きあえばいいのかを、考えるきっかけになるはずです。
- SI事業者/ITベンダー企業にお勤めの皆さん
- ユーザー企業でIT活用やデジタル戦略に関わる皆さん
- デジタルを武器に事業の改革や新規開発に取り組もうとされている皆さん
- IT業界以外から、SI事業者/ITベンダー企業に転職された皆さん
- デジタル人材/DX人材の育成に関わられる皆さん
そんな皆さんには、きっとお役に立つはずです。
詳しくはこちらをご覧下さい。
- 日程 :初回2022年5月18日(水)~最終回7月27日(水) 毎週18:30~20:30
- 回数 :全10回+特別補講
- 定員 :120名
- 会場 :オンライン(ライブと録画)
- 料金 :¥90,000- (税込み¥99,000)
- 全期間の参加費と資料・教材を含む