【図解】コレ1枚でわかるIntalとArm
パソコンの心臓部ともいえるプロセッサ(CPU)の大半には、Intel製が使われてきました。一方、スマホやタブレットでは、大半が、英Arm社が設計したCPUを搭載しています。スマホやタブレットが、パソコンを遥かに凌ぐ勢いで普及している昨今、ArmのCPUもシェアを拡大しています。
しかし、一般にはArmという名前は知られていません。それは、自社でチップを製造していないからです。彼らは、CPUの設計情報をライセンス(使用許諾)提供し、そこに各社が機能を付加して独自チップを製造し、販売個数に応じて料金を支払います。
例えば、Apple社は、Armのライセンス提供をうけ、画像処理やAI処理などの機能を追加した独自チップ「Aシリーズ」を作りiPhoneやiPadに搭載、さらには、省電力と処理能力を強化した「Mシリーズ」を開発し、MacやiPadに搭載しています。また、Qualcomm社は、携帯電話に必要な機能を付加した製品を作り、Android搭載のスマートフォンでは独占的なシェアを確保しています。Intel社もまたライセンス提供をうけている企業の1つです。
ArmのCPUの特徴は、省電力で、処理能力が高く、独自の機能拡張ができることです。この特徴により、小型化・低消費電力が求められるスマホや組み込み機器の分野で採用されてきました。さらに、今後需要の拡大が見込まれるIoT機器にも広く使われつつあります。また、消費電力の増大が問題視されているデータセンター用サーバーでも採用が進んでおり、世界最速と評価されている、日本のスパーコンピューター「富岳」にも15万個が使われています。
2016年、Arm社はソフトバンクによって3.3兆円という巨額で買収されました。これは、IoT時代を見据え、Armプロセッサーの需要がこれから増大することや、Armを組み込んだ数多くの"モノ"を介して膨大なデータが集まり、それがこれからのビジネスの重要な資源になると考えたからです。
そんなArmの対抗としてRISC-V(リスク ファイブ)が、注目されています。RISC-Vは、オープンソースのライセンスで、これを使うためにライセンス使用料を支払う必要はありません。ARM同様に企業は、独自に機能の追加や拡張ができます。IntelやIBM、Sonyなど、多くの企業が、コミュニティ・メンバーとして参加しており、将来のArmの競合と目されています。
次期・ITソリューション塾・第40期(2022年5月18日 開講)の募集を始めました。
コロナ禍は、デジタルへの世間の関心を高め、ITへの投資気運も高まっています。しかし、その一方で、ITに求められる技術は、「作る技術」から「作らない技術」へと、急速にシフトしはじめています。
この変化に対処するには、単に知識やスキルをアップデートするだけでは困難です。ITに取り組む働き方、あるいは考え方といったカルチャーを変革しなくてはなりません。DXとは、そんなカルチャーの変革なしでは進みません。
ITソリューション塾は、ITのトレンドを体系的に分かりやすくお伝えすることに留まらず、そんなITに関わるカルチャーが、いまどのように変わろうとしているのか、そして、ビジネスとの関係が、どう変わるのか、それにどう向きあえばいいのかを、考えるきっかけになるはずです。
- SI事業者/ITベンダー企業にお勤めの皆さん
- ユーザー企業でIT活用やデジタル戦略に関わる皆さん
- デジタルを武器に事業の改革や新規開発に取り組もうとされている皆さん
- IT業界以外から、SI事業者/ITベンダー企業に転職された皆さん
- デジタル人材/DX人材の育成に関わられる皆さん
そんな皆さんには、きっとお役に立つはずです。
詳しくはこちらをご覧下さい。
- 日程 :初回2022年5月18日(水)~最終回7月27日(水) 毎週18:30~20:30
- 回数 :全10回+特別補講
- 定員 :120名
- 会場 :オンライン(ライブと録画)
- 料金 :¥90,000- (税込み¥99,000)
- 全期間の参加費と資料・教材を含む
【募集開始】新入社員のための「1日研修/一万円」
社会人として必要なデジタル・リテラシーを学ぶ
ビジネスの現場では、当たり前に、デジタルやDXといった言葉が、飛び交っています。クラウドやAIなどは、ビジネスの前提として、使われるようになりました。アジャイル開発やDevOps、ゼロトラストや5Gといった言葉も、語られる機会が増えました。
そんな、当たり前を知らないままに、現場に放り出され、会話についていけず、自信を無くして、不安をいだいている新入社員も少なくないと聞いています。
そんな彼らに、いまのITやデジタルの常識を、体系的にわかりやすく解説し、これから取り組む自分の仕事に自信とやり甲斐を持ってもらおうというものです。
【前提知識は不要】
ITについての前提知識は不要です。ITベンダー/SI事業者であるかどうかにかかわらず、ユーザー企業の皆様にもご参加頂けます。
デジタルが前提の社会に対応できる営業の役割や仕事の進め方を学ぶ
コロナ禍で、ビジネス環境が大きく変わってしまい、営業のやり方は、これまでのままでは、うまくいきません。案件のきっかけをつかむには、そして、クローズに持ち込むには、お客様の課題に的確に切り込み、いまの時代にふさわしい解決策を提示し、最適解を教えることができる営業になることが、これまでにも増して求められています。
お客様からの要望や期待に応えて、迅速に対応するだけではなく、お客様の良き相談相手、あるいは教師となって、お客様の要望や期待を引き出すことが、これからの営業に求められる能力です。そんな営業の基本を学びます。
未来を担う若い人たちに道を示す
新入社員以外の若手にも参加してもらいたいと思い、3年目以降の人たちの参加費も低額に抑えました。改めて、いまの自分とこれからを考える機会にして下さい。また、人材育成のご担当者様にとっては、研修のノウハウを学ぶ機会となるはずです。教材は全て差し上げますので、自社のプログラムを開発するための参考にしてください。