オルタナティブ・ブログ > ITソリューション塾 >

最新ITトレンドとビジネス戦略をわかりやすくお伝えします!

【図解】コレ1枚でわかるソフトウエア化するインフラ

»

スクリーンショット 2022-02-03 6.21.01.png

ITインフラは、従来、必要に応じて個別に機器を調達し構築するものでしたが、変化が早く、ビジネスの先行きを見通すことが難しい時代になり、必要なシステムの機能や規模を正確に予測することが、できなくなりました。

例えば、予想に反して、ユーザーが増えてしまいシステムの能力が足りず、応答時間が遅くなって、ユーザーが離反してしまう、あるいは、新規事業が、社会環境の急な変化で、継続不能となり、購入したシステムが不要になるなど、DXあるいは、事業のデジタル化が進む中で、いままでのやり方のままでは、経営リスクを高めてしまいます。

この状況を打破するのが、ITインフラの「ソフトウェア化」です。例えば、標準的な構成のハードウェアを予め用意しておき、そこから必要となるシステム資源(CPU処理能力、ストレージ容量、ネットワーク機能など)を指定すれば、調達や構成ができます。また、システムの構築や運用管理も自動化できます。

その中核となる技術が、「仮想化」です。これに、運用管理や構築を自動化してくれるソフトウェアを組み合わせれば、システム資源の調達に際して、「CPUの個数」や「ネットワークの回線数」といった物理的要件ではなく、「トランザクション処理能力」や「セキュリティ・レベル」、「ネットワークのサービス・レベル」といったポリシー(目標値・制約事項など)を指定できるようになり、インフラについての専門知識がなくてもシステム資源を調達できますし、監視や運用管理を自動化できます。

このように「ソフトウェアでシステムの機能や性能を調達、設定、管理できるインフラ」を「SDI(Software-Defined Infrastructure)」と呼びます。

SDIを使えば、アプリケーション・エンジニアは、インフラの専門知識を持つエンジニアの手を煩わせることなく、自分たちで、インフラの調達ができ、アプリケーションをテストできるようになるので、開発やテスト、本番システムへの移行のスピード・アップが図れます。一方、インフラの運用管理を担うインフラ・エンジニアは、その作業の多くをシステムに任せられるようになり運用管理負担を軽減できるようになり、安定稼働や安全性の向上、利便性の改善に時間をされるようになります。また、ハードウェアを標準化し、まとめて調達できることでコストを削減でき、構築にかかるコストや時間を削減できます。

1d1f2782bba7228de2b66934ad94d3ff16df6a92-thumb-300x222-46461.png

次期・ITソリューション塾・第39期(2022年2月9日 開講)の募集をまもなく締め切ります。ご参加のご意向画、ありましたら、正式な申し込みは後日でも構いませんので、まずはご一報ください。

  • SI事業者/ITベンダー企業にお勤めの皆さん
  • ユーザー企業でIT活用やデジタル戦略に関わる皆さん
  • デジタルを武器に事業の改革や新規開発に取り組もうとされている皆さん
  • IT業界以外から、SI事業者/ITベンダー企業に転職された皆さん
  • デジタル人材/DX人材の育成に関わられる皆さん

そんな皆さんには、きっとお役に立つはずです。

詳しくはこちらをご覧下さい。

  • 日程 :初回2022年2月9日(水)~最終回4月27日(水) 毎週18:30~20:30
  • 回数 :全10回+特別補講
  • 定員 :120名
  • 会場 :オンライン(ライブと録画)
  • 料金 :¥90,000- (税込み¥99,000)
  • 全期間の参加費と資料・教材を含む

ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー

【1月度のコンテンツを更新しました】
======
DXの本質 というタイトルを公開しました
トレンドと歴史(全38ページ)の内容を改訂し復活させました
ITソリューション塾について
・教材を最新版(第38期)に改訂しました
・講義の動画を新しい内容に差し替えました
======
【新規】デジタルな業務基盤と働き方 p.11
【新規】デジタル化とDXの違い p.29
【新規】人間とデジタル p.48
【新規】DXとは何か p.52
【新規】タレントマネージメント企業/事業 p.189
【改訂】共創とデジタル産業 p.191
【改訂】事業構造の転換 p.192
【新規】SI事業者/ITベンダーのDX戦略 p.193
【新規】DX戦略と求められる人材 p.194
【新規】ITベンダーのためのDXビジネス実践力チェック・リスト p.195
【改訂】DXを実装する3つのステップ p.216
【新規】DXの正しい進め方 p.217
【新規】UX価値を起点とする課題解決を目指す p.218
【新規】最近お気に入りのDXジョーク 1 p.221
【新規】最近お気に入りのDXジョーク 2 p.222
ビジネス戦略・その他
【新規】「失敗の本質」から学ぶ自己革新組織の原則 p.12
ITインフラとプラットフォーム
【新規】リスクとリスクマネジメントの考え方 p.112
【新規】サイバーセキュリティに関するリスク p.113
【新規】セキュリティ機能のないプラットフォーム利用 p.114
【新規】OSにもセキュリティ機能は組み込まれています p.115
【新規】攻撃ベースのセキュリティ対策の限界p.116
【新規】全てのやりとりを把握するための仕組み p.118
【新規】ポリシーを動的に構成する p.128
DXの本質を新規公開
トレンドと歴史(全38ページ)の内容を改訂し復活させました
ITソリューション塾の教材を最新版に改訂しました(第38期版)
・最新の教材
・講義の動画
下記につきましては、変更はありません。
 ERP
 クラウド・コンピューティング
 AIとデータ
 開発と運用
 IoT
Comment(0)