【図解】コレ1枚でわかるセキュリティの区分と脅威
あらゆる業務がデジタル化されつつあるいま、情報システムを常に健全な状態に保つとともに、情報資産の破損や消失などを防ぎ、必要なときにいつでも使えるようにしておくことは、これまでにも増して、重要な経営課題となりました。そのために、必要なのが、「セキュリティ」対策です。
「セキュリティ」は、「物理セキュリティ」、「情報セキュリティ」、「サイバーセキュリティ」の3つに分かれ、対策もそれぞれに応じて実施します。
物理セキュリティ
施設や設備、機材などの物理的対象を安全に保つこと。情報を保管した施設へ誰でも立ち入ることができ、簡単に機器の操作や持ち去りなどができてしまうのであれば攻撃を防ぐことはできません。例えば、データセンターの建物やマシンルームへの入退室に、IDカードやパスワートを使う、あるいは、監視カメラや守衛を配置するなどの対策があります。
情報セキュリティ
データとそこから派生する情報を安全に保つことと。例えば、情報漏えいやデータの破損を防ぐために情報をどのように扱うのか、またいつでも情報が使える状態にしておくなどの対策があります。ちなみに「データ」と「情報」は区別されます。データは未加工で未処理なもの(文字や数字、センサーからの信号やWebログなど)で、情報は、データ相互の関係や規則がわかるよう、なんらかの基準やルールを与えて整理したもの(表やグラフなど)です。
サイバー・セキュリティ
情報セキュリティの脅威となる原因や手法に対処すること。外部からネットワークを介して実行される脅威だけではなく、内部から情報が持ち出されるなどの脅威についても含まれます。例えば、インターネットや社内ネットワークなどを、悪意のある人が使用して機密情報に不正アクセスをしたり、業務を停止させたりさせないことです。
「情報セキュリティ」と「サイバー・セキュリティ」は、重なり合うところも多のですが、それぞれに固有の部分もあり、区別しておく必要があります。
次期・ITソリューション塾・第39期(2022年2月9日 開講)の募集を始めました。
コロナ禍は、デジタルへの世間の関心を高め、ITへの投資気運も高まっています。しかし、その一方で、ITに求められる技術は、「作る技術」から「作らない技術」へと、急速にシフトしはじめています。
この変化に対処するには、単に知識やスキルをアップデートするだけでは困難です。ITに取り組む働き方、あるいは考え方といったカルチャーを変革しなくてはなりません。DXとは、そんなカルチャーの変革なしでは進みません。
ITソリューション塾は、ITのトレンドを体系的に分かりやすくお伝えすることに留まらず、そんなITに関わるカルチャーが、いまどのように変わろうとしているのか、そして、ビジネスとの関係が、どう変わるのか、それにどう向きあえばいいのかを、考えるきっかけになるはずです。
- SI事業者/ITベンダー企業にお勤めの皆さん
- ユーザー企業でIT活用やデジタル戦略に関わる皆さん
- デジタルを武器に事業の改革や新規開発に取り組もうとされている皆さん
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- デジタル人材/DX人材の育成に関わられる皆さん
そんな皆さんには、きっとお役に立つはずです。
詳しくはこちらをご覧下さい。
- 日程 :初回2022年2月9日(水)~最終回4月27日(水) 毎週18:30~20:30
- 回数 :全10回+特別補講
- 定員 :120名
- 会場 :オンライン(ライブと録画)
- 料金 :¥90,000- (税込み¥99,000)
- 全期間の参加費と資料・教材を含む