オルタナティブ・ブログ > ITソリューション塾 >

最新ITトレンドとビジネス戦略をわかりやすくお伝えします!

神社の杜のワーキング・プレイス 8KUMO 石場建ての栗石が届きました

»

森の伐採は、自然破壊だということを、謙虚に受け止める必要があります。何十年もかけて大きく育った木々を何本も切り倒すわけですから、そのことをしっかりと受け止めなくてはなりません。そして、伐採した木は、製材し、あるいは、暖房用の薪ストーブの薪にして、8KUMOで使わせてもらいます。

05.jpg

8KUMOの森は、もともとは赤松の多い森で、その合間に楢や山桜、瑞樹などの広葉樹が、育っていました。しかし、常緑で成長の早い赤松が、地面への光を遮り、育ちの遅い広葉樹は、発芽しにくく、大きく育つことができませんでした。そこに人の手が入り、赤松を伐採し、陽光が直接地面に届く森になったので、もりの景色は一変しました。

04.jpg

一度、人の手の入った森ですから、これまでと植生は大きく変わってきますし、実生の木々もこれから沢山は生えてきて、自然に戻そうとするでしょう。そんな力と折り合いをつけながら、あるいは、力を借りて、伐採で荒れた森を、しっとりとした広葉樹の森に育ててゆこうとおもいます。

03.jpg

ところで8KUMOの森に、大きな栗石が届きました。本来であれば、森の伐採と整地で出てきた石を使うつもりでしたが、まったく石が出ないので、ちかくの清里の建設現場で掘りだした石をもらってきました。

一部は砕石にして、管理棟やワーキングスペースの建物の下の地盤固めに使い、形の良い大石は、「石場建て」の礎石(そせき)として使います。

download.jpg

「石場建て」とは、古い寺社仏閣などに見られる石の上に柱が乗っているだけでの構造のことです。柱の下に敷かれた礎石と呼ばれる石に、柱が固定されることなくのっかっています。それで大丈夫なのかと思うのですが、地震や台風の横力を分散させる柔構造となっており、日本では、古くから使われている伝統工法です。災害の多い日本には、向いているのだそうで、何百年も壊れることなく、立ち続けている建物も少なくありません。

ただ、石の形に合わせて、のせる柱の底を削り密着させ、建物全体の重量配分も緻密に計算しなければなりませんので、なかなかの職人技です。

神社の杜のワーキング・プレイス8KUMO」のデザイン・コンセプトは、「モダン神社」。それにふさわしい建物にしたいと、この工法を使うことは最初から決めていました。

8KUMOの森の木を建材として使い、建物は地元の石で「石場建て」にすることは、この土地への敬意であり、また地産地消を果たすことになります。また、「八ヶ岳南麓湧水群」の中にある8KUMOですから、井戸を掘って、その美味しい水を使わせてもらうつもりです。そういう取り組みも、SDGs的にもいいんじゃないかと思っています。

本当は、屋根に敷き詰めるタイプの太陽光発電も考えてはいたのですが、附帯設備も考えると、これがかなりの高額で、必ずしもコスパが良くありません。これについては、残念ながら、ペンディングです。

02.jpg

8KUMOからは、瑞牆山、金峰山、茅ヶ岳が、見事です。

01.jpg

8KUMOから少し歩いたところから、こんな八ヶ岳の全景が眺められます。この山脈が緑色になる頃には、皆さんに来ていただけると思います。

1d1f2782bba7228de2b66934ad94d3ff16df6a92-thumb-300x222-46461.png

次期・ITソリューション塾・第39期(2022年2月9日 開講)の募集を始めました。

コロナ禍は、デジタルへの世間の関心を高め、ITへの投資気運も高まっています。しかし、その一方で、ITに求められる技術は、「作る技術」から「作らない技術」へと、急速にシフトしはじめています。

この変化に対処するには、単に知識やスキルをアップデートするだけでは困難です。ITに取り組む働き方、あるいは考え方といったカルチャーを変革しなくてはなりません。DXとは、そんなカルチャーの変革なしでは進みません。

ITソリューション塾は、ITのトレンドを体系的に分かりやすくお伝えすることに留まらず、そんなITに関わるカルチャーが、いまどのように変わろうとしているのか、そして、ビジネスとの関係が、どう変わるのか、それにどう向きあえばいいのかを、考えるきっかけになるはずです。

  • SI事業者/ITベンダー企業にお勤めの皆さん
  • ユーザー企業でIT活用やデジタル戦略に関わる皆さん
  • デジタルを武器に事業の改革や新規開発に取り組もうとされている皆さん
  • IT業界以外から、SI事業者/ITベンダー企業に転職された皆さん
  • デジタル人材/DX人材の育成に関わられる皆さん

そんな皆さんには、きっとお役に立つはずです。

詳しくはこちらをご覧下さい。

  • 日程 :初回202229()~最終回427() 毎週18:3020:30
  • 回数 :全10回+特別補講
  • 定員 :120
  • 会場 :オンライン(ライブと録画)
  • 料金 :¥90,000- (税込み¥99,000
  • 全期間の参加費と資料・教材を含む

ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー

【1月度のコンテンツを更新しました】
======
DXの本質 というタイトルを公開しました
トレンドと歴史(全38ページ)の内容を改訂し復活させました
ITソリューション塾について
・教材を最新版(第38期)に改訂しました
・講義の動画を新しい内容に差し替えました
======
【新規】デジタルな業務基盤と働き方 p.11
【新規】デジタル化とDXの違い p.29
【新規】人間とデジタル p.48
【新規】DXとは何か p.52
【新規】タレントマネージメント企業/事業 p.189
【改訂】共創とデジタル産業 p.191
【改訂】事業構造の転換 p.192
【新規】SI事業者/ITベンダーのDX戦略 p.193
【新規】DX戦略と求められる人材 p.194
【新規】ITベンダーのためのDXビジネス実践力チェック・リスト p.195
【改訂】DXを実装する3つのステップ p.216
【新規】DXの正しい進め方 p.217
【新規】UX価値を起点とする課題解決を目指す p.218
【新規】最近お気に入りのDXジョーク 1 p.221
【新規】最近お気に入りのDXジョーク 2 p.222
ビジネス戦略・その他
【新規】「失敗の本質」から学ぶ自己革新組織の原則 p.12
ITインフラとプラットフォーム
【新規】リスクとリスクマネジメントの考え方 p.112
【新規】サイバーセキュリティに関するリスク p.113
【新規】セキュリティ機能のないプラットフォーム利用 p.114
【新規】OSにもセキュリティ機能は組み込まれています p.115
【新規】攻撃ベースのセキュリティ対策の限界p.116
【新規】全てのやりとりを把握するための仕組み p.118
【新規】ポリシーを動的に構成する p.128
DXの本質を新規公開
トレンドと歴史(全38ページ)の内容を改訂し復活させました 
ITソリューション塾の教材を最新版に改訂しました(第38期版)
・最新の教材
・講義の動画
下記につきましては、変更はありません。
 ERP
 クラウド・コンピューティング
 AIとデータ
 開発と運用
 IoT
Comment(0)