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新入社員に竹槍を持たせてF-35を撃墜させる

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新入社員研修が、そろそろ終盤を迎えている企業も多いだろう。そろそろ各部署への配属も始まっている企業もあるだろう。IT企業であれば、営業職やエンジニア職に分かれ、先輩に連れられてお客様に赴く人たちもいるかも知れない。毎年、そんな時期に合わせて、新入社員向けの「最新ITトレンド・1日研修」を実施している。

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個別企業ごとに、このテーマでの新入社員研修は、これまでもやってはきたが、その数は限られている。また、業界人に話しを聞けば、コンピュータの5大機能やバッチとリアルタイム、あるいは、アルゴリズムやプログラミングの基礎を学ぶことはあっても、最新の話しを学んで現場に赴く新人は少ないようだ。中には、そんなコンピューターの基礎さえも、書籍を渡され読んでくるようにと指示され、覚えたかどうかをテストするといった、なんとも残念なレベルに留まっている企業もあると聞く。

AIIoT、あるいはDXも知らず、さらには、アジャイル開発やDevOps、クラウドも知らず、ましてやビジネスとの関わりも知らず、現場に送り出される新人たちを思うと、本当に可哀想だ。

テクノロジーの基礎を学ぶことに意味がないとは言わない。しかし、それは、IBMシステム360が登場した1964年から基本的には何も変わっていない原理原則の話しであろう。その原理原則の上に、テクノロジーは進化してきたわけだが、60年前のままで話が終わってしまうのだ。まさに竹槍を持ってF-35ライトニングⅡ戦闘機に立ち向かえと言うに等しい。

最新鋭のステルス戦闘機を作ることはできなくても、せめて、それがどれほどの威力があるのか、そして、なぜそれが作られたのか、どのような国々で使われ、どのような役割を果たし、世界の政治や軍事にいかなる影響があるのかを知らなければ、お客様と真っ当な話ができるはずもない。そんなことは、直ぐに思い至るはずだ。

実際のところ、お客様との商談でクラウドの話題が交わされることは日常であろう。それにもかかわらず、サーバーレスやコンテナを知らずして、あるいは、PaaSAPIについて、何のことだか分からないで、真っ当な話などできるはずはない。

DXについてもそうだ。「デジタル技術を使って何かをすること」程度の理解しか持ち合わせていないままで、「私たちは、お客様のDXパートナーとして、貢献できます。是非ご一緒に!」などとよく言えることではない。たぶん、そんな話を聞かされたお客様は、きっと胡散臭いヤツだと思うだろうし、話している本人も、腹落ちしないで喋っているから、とても気持ち悪いに違いない。いや、気持ち悪いことさえも気がつかず、定型句を語っているだけだとすれば、それは優秀な人材を採用した意味がない。

いまの常識であり、知識さえも与えないままに、竹槍攻撃を命じるのは、どこかの國の「進め、一億火の玉だ!」作戦であろう。果たして、新人たちは現場力を磨けることができるのだろうか。

研修担当者に話しを聞けば、「それは現場で経験を通して学んで欲しい」という。しかし、現場さえもまともにAIIoT、アジャイルやDevOps、サーバーレスやコンテナを説明できないのに、現場で学んで欲しいというのは、いかがなものか。ましてや、DXとなれば、経営や事業の根幹に関わる話しであり、その意味を理解しないままに、お客様と相対するのは、新人たちも本当に辛いであろう。

説明はできなくても、話していることは分かる。まずはそのレベルで送り出さなければ、本当に不安であろう。

確かに現場の経験を通じて、学べること、育つことは少なくない。しかし、最新のITトレンドについて言えば、現場は往々にして後塵を拝している。それは当然のことであり、いま収益を上げられる知識こそが価値であって、これからの話しは、どうしてもプライオリティが下がるからだ。

しかし、新人は自分たちの未来を託す存在ではないのか。ならば、彼らこそ、これからの常識を知り、取り組ませるべきではないのか。

そんな問題意識から始まったのが、オープンに参加者を募っている「最新ITトレンド・1日研修」である。

会社がお金を出してくれないなら、自腹でも参加したいという気概にも応えたいと思い、1万円(税込み)にしている。まあ、その程度の自己投資も難しいというのであれば、仕方がない。残念なことだが、「身銭を切る」という分かりやすい障害を突破する気概なくして、なかなか身につくことがないのは、長年の経験を通して実感している。その必要を切実に感じられたときに、またそういう機会を探せばいい。人には時期がある。

先日、最新ITトレンド研修を受講した新人君が、アンケートにこんなコメントを寄せてくれた。

IT業界には入ったけれど、ITが何なのか、自分が何をするのか、よく分かりませんでした。正直、いまも全てが分かったわけではないけど、とてもやり甲斐があり、早く現場に出たいという気になりました。」

新入社員のための 「最新ITトレンド・1日研修」

新入社員のための 「ソリューション営業の基本と実践・1日研修」

今年は、例年開催していました「最新ITトレンド・1日研修」に加え、「ソリューション営業の基本と実践・1日研修」を追加しました。

また、新入社員以外の方についても、参加費用を大幅に引き下げ(41,800円->20,000円・共に税込み)、参加しやすくしました。

どうぞ、ご検討ください。

ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー

4月度のコンテンツを更新しました】

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・「AIとロボット」を「AIとデータ」に変更し、データについてのプレゼンテーションを充実させました。

・戦略編をDXとそれ以外の内容に分割しました。

・開発と運用に、新しいコンテンツを追加しました

・テクノロジー・トピックスのRPA/ローコード開発、量子コンピュータ、ブロックチェーンを刷新しました。

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研修パッケージ

・総集編 20214月版・最新の資料を反映

DX基礎編 改訂

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ビジネス戦略編・DX

  • 【新規】データとUXとサービス p.17
  • 【新規】デジタル×データ×AI が支える存続と成長のプロセス p.68
  • 【新規】DXとは圧倒的なスピードを手に入れること p.72
  • 【新規】IT企業とデジタル企業 p.155

サービス&アプリケーション・先進技術編/AIとデータ

  • 【新規】データの価値 p.129
  • 【新規】情報とビジネスインテリジェンス・プロセス p.130
  • 【新規】アナリティクス・プロセス p.131
  • 【新規】データ尺度の統計学的分類 p.135
  • 【新規】機械学習とデータサイエンス p.136
  • 【新規】アナリティクスとビジネス・インテリジェンス p.137
  • 【新規】ビジネス・インテリジェンスの適用とツール p.138
  • 【新規】アナリティクスのプロセス p.139
  • 【新規】ETL p.140
  • 【新規】データウェアハウス DWH Data Warehouse p.141
  • 【新規】データウェアハウス(DWH)とデータマート(DM) p.142

*「AIとロボット」から「AIとデータ」に変更しました。

開発と運用編

  • 【新規】クラウドの普及による責任区分の変化 p.25
  • 【新規】開発と運用 現状 p.26
  • 【新規】開発と運用 これから p.27
  • 【新規】DevOpsの全体像 p.28
  • 【新規】気付きからプロダクトに至る全体プロセス p.29
  • 【新規】アジャイル開発のプロセス p.37
  • 【新規】アジャイル開発の進め方 p.39

*ローコード開発については、RPAの資料と合わせてひとつにまとめました。

テクノロジー・トピックス編

  • 【改訂】ブロックチェーン、量子コンピュータの資料を刷新しました。
  • 【改訂】RPAとローコード開発を組合せた新たな資料を作りました。

下記につきましては、変更はありません。

  • ITインフラとプラットフォーム編
  • クラウド・コンピューティング編
  • ITの歴史と最新のトレンド編
  • サービス&アプリケーション・基本編
  • サービス&アプリケーション・先進技術編/IoT

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