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変わりつつある情報システムの現実があなたには見えていますか

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かつて情報システムはお客様の本業の裏方として、生産性の向上やコストの削減、納期の短縮に貢献してきました。特に社内事務の合理化は、情報システムの得意とするところでした。そんな情報システムの役割はこれからも変わりませんが、お客様はそれ以上の役割を求めようとしています。

  • 他社にはまねのできない価格や納期を実現し、業界の秩序を破壊して、圧倒的な競争力を手に入れたい。
  • これまでにはリーチできなかったお客様にビジネスのチャンスを拡げたい。
  • 業務時間を大幅に短縮しても、業務の生産性を劇的に高めたい。

そのために、ITすなわちデジタル・テクノロジーを駆使して、働き方も仕事の手順もまったく新しいものに作り替えてしまおうと言うのです。

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しかし、何をすればいいのか、どのような情報システムを作ればいいのかが、お客様にはわかりません。「こうして欲しい」と言えないのです。一方で情報システムの開発ニーズは高まり開発テーマは増大します。こうなると、丁寧に時間をかけて仕様書をまとめ、これまでのような「経験値×職人技」にたよったやり方では、とても対処できません。

この需要に応えようと、情報システムの開発や運用はいま大きく変わり始めています。例えば、インフラの構築であれば、クラウド・コンピューティングを使えば、業務に必要な環境を半日もかけずに構築できるようになりました。プラットフォームの構築も簡単なメニューから必要な機能を選択するだけで用意することができます。AWSLambdaMicrosoftAzure FunctionsなどのFaaSFunction as a Service/サーバーレスともいう)を使えば、アプリケーションを実現するプログラムの機能部品をつなげるだけで、処理フローを実行してくれます。もはやインフラやプラットフォームの環境を自分たちで準備する必要はありません。FaaS以外にもプログラマーが、個々の業務に応じたコードを少し書いてアップロードするだけで、必要なアプリケーションを構築できる仕組みが普及しつつあります。

アジャイル開発やDevOpsなどの取り組みもこんな変化に応えようとしています。たぶん近い将来、解決したい業務課題に関わるデータを集め、AIを使うことで、アプリケーションの処理フローを自動生成できるようになるでしょう。そうなれば、「経験値×職人技」に頼るログラミングは必要なくなります。そんな時代がまもなくやってこようとしているのです。

このような手段を駆使すれば、私たちは、お客様の現場と一体になり、ビジネス環境の変化に臨機応変に対応し、試行錯誤を繰り返すことができます。

「こちらの要望通りのシステムを作ってほしい」から「私たちのビジネスの成果に貢献してほしい。」へと、お客様からの期待は変わりつつあります。

かつて銀行の窓口で応対していた行員がATMに置き換わったように、駅の改札で切符を切っていた駅員がICカードのタッチに換わったように、そして、近い将来、コンビニの店員がレジからいなくなるように、やり方が決まっている仕事は機械に置き換わってゆくのは今も昔もこれからも変わりません。

「時間をかけて積み上げた経験値」があるという事実は、もはや絶対的な価値ではなくなってしまったのです。

テクノロジーの進化がこれまでの人間の仕事を奪うのは、いつの時代も同じです。だからこそ、テクノロジーやビジネスのトレンドに関心を持ち、変化する時代のニーズを先取りできなくてはなりません。そのためには、お客様の業務や経営に関心を持ち、お客様と対話し、最適な手法やサービスは何かを目利きし、それを使いこなしてゆく力量が求められます。その能力は、実践で試し、試行錯誤して、体感して身につけるしかありません。そして、どうすればお客様のビジネスの成果に貢献できるかを自らに問い続けることです。

そんな体験を通じて多くの気付きを得て、自分の役割を見直すべきです。「自分の役割」とは、会社における役割ではありません。社会における役割であり、自分の社会的な価値とは何かを考えることです。自分の"いま"に冷静に向き合えば、自ずと「あるべき姿」の自分とのギャップが見えてきます。そのギャップこそが、あなたの取り組むべきテーマです。

時代の変化はうなりを上げてどんどんと先へ進んでいます。あなたにはその姿が見えているでしょうか。例えば、次の質問にあなたならどう答えますか。

  • クラウド、コンテナ、マイロサービス、アジャイル、DevOpsに興味を持っていますか?
  • これまでの開発や運用と何がどう違うのか説明できますか?
  • お客様の業務や経営上の課題を説明できますか?

もちろんこれだけではありません。他にも知っておくべきテーマはあふれています。

日常の忙しさにかまけて大切なことを棚上げしてはいけません。工夫して知識やスキルを身につけて下さい。クラウドやオープンソースにお金はかかりませんし、有志の勉強会だって毎日のように開かれています。いくらでも、チャンスは与えられています。

「しっかり考え決心してから行動する」はうまくゆかないものです。考える前に、まずはやってみることです。やってみれば決心は固まります。そんな当たり前をこれからのあなたの武器にしてはいがでしょうか。

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ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー

【4月度のコンテンツを更新しました】
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・以下のプレゼンテーション・パッケージを新規公開致しました。
 > 2020年度・新入社員のための最新ITトレンドとこれからのビジネス と事前課題
 >デジタル・トランスフォーメーション 基本の「き」
 
・ITソリューション塾・第33期(現在開催中)のプレゼンテーションと講義動画を更新
 >これからの開発と運用

新規プレゼンテーション・パッケージ ======
【新規】2020年度・新入社員のための最新ITトレンドとこれからのビジネス
【新規】上記研修の事前課題
【新規】デジタル・トランスフォーメーション 基本の「き」

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【改訂】総集編 2020年4月版・最新の資料を反映しました。
【改訂】ITソリューション塾・プレゼンテーションと講義動画
 >これからの開発と運用

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ビジネス戦略編
【改訂】DXとPurpose p.21
【改訂】Purpose:不確実な社会でもぶれることのない価値の根源 p.22
【新規】デジタル・トランスフォーメーションとは何か p.29
【新規】「何を?」変革するのか p.30
【新規】「"デジタル"を駆使する」とは、何をすることか p.31
【新規】「共創」とは、何をすることか p.32
【新規】NTTとトヨタ 「スマートシティプラットフォーム」を共同構築 p.62
【新規】「両利きの経営」とDX戦略(1) P.82
【新規】「両利きの経営」とDX戦略(2) P.83
【新規】学ぶべき領域 p.272

ITインフラとプラットフォーム編
【新規】サイバー・セキュリティ対策とは p.132
【新規】サイバー・セキュリティ対策の目的 p.133
【新規】サイバーセキュリティ対策の構造 p.134

サービス&アプリケーション・先進技術編/AI
【新規】機械学習の仕組み p.61
【新規】モデルとは何か p.62
【新規】人工知能と機械学習の関係 p.93

下記につきましては、変更はありません。
 開発と運用編
 サービス&アプリケーション・基本編
 ITの歴史と最新のトレンド編
 テクノロジー・トピックス編
 クラウド・コンピューティング編
 サービス&アプリケーション・先進技術編/IoT

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