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【図解】コレ1枚でわかるクラウド移行の勘所

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*先般、発売となった「【図解】コレ1枚でわかる最新ITトレンド[新装改訂3版]」で編集の都合で掲載しなかった項目を何回かに分けて掲載致します。

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システム構成や運用をそのままに既に所有しているシステムをパブリック・クラウドへ移行してもコスト削減は困難です。その理由は、次の通りです。

  • サーバーの台数が多いとシステムが複雑になり、作業費用や保守・サポート費用が増加する。
  • サーバーは稼働時間に応じて課金されるため、所有するシステムと同じ常時稼働を前提とした運用方法では料金が嵩んでしまう。
  • パックアップや冗長化構成、他のサポート・オプションの使い方次第では、料金は大きく変動する。
  • データのダウンロード(外部へのデータ持ちだし)や外部ネットワーク回線費用(閉域網、国際回線等)は別途必要になる。
  • 運用管理などに関わる社員の人件費はクラウドに機能が移管してもそのまま残ってしまう。

結果として、以前よりコストが増える、運用管理負担が増える、機能面で利用部門のニーズに応えられない、サービスレベルが低下する、セキュリティが担保できないといったことになりかねません。

この事態を避けるためには、クラウドに最適化されたシステムに設計し直した上で、以下の優先順位で移行するのが現実的です。

  1. できるだけ開発も運用も必要のないSaaSへ
  2. アプリケーション開発が必要な場合は、開発や実行の仕組みが予め用意され運用管理も任せることのできるPaaSやFaaS(Function as a Service:サーバーレスを提供するサービス)へ
  3. どうしても既存構成や運用を踏襲しなければならない場合はIaaSやベアメタルへ

また、ひとつのプログラムにたくさんの機能を詰め込んだアプリケーションを、機能別の部品(マイクロ・サービス)に分解して、コンテナに格納しCaaS(Container as a Service)あるいはFaaSで稼働させる選択もあります。

これに合わせて情報システム部門の役割やスキルを見直し、クラウド利用に取り組むべきでしょう。ITベンダーは、そんな顧客のニーズに応えられるサービスを提供してゆくことが必要です。

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・DX関連のプレゼンテーションを大幅に拡充
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【改訂】総集編 2019年3月版・最新の資料を反映しました。
【改訂】ITソリューション塾・プレゼンテーションと講義動画
 >デジタル・トランスフォーメーション
 >ソフトウエア化するインフラとクラウド
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ビジネス戦略編
【新規】デジタルとフィジカル p.5 
【新規】Purpose:不確実な社会でもぶれることのない価値の根源 p.22
【新規】DXの実装 p.37
【新規】DXの鍵を握る テクノロジー・トライアングル p.38
【新規】DXの実践 p.41
【新規】ビジネス構造の転換 p.42
【新規】エコシステム/プラットフォームを支える社会環境 p.74
【新規】「活動生活」の3分類 p.278

ITインフラとプラットフォーム編
【新規】つながることが前提の社会やビジネス p.269
【新規】回線とサービスの関係 p.268

クラウド・コンピューティング編
【改訂】銀行の勘定系 クラウド化が拡大 p.31
【新規】政府の基盤システム Amazonへ発注 p.33
【新規】AWS Outposts の仕組み p.108

サービス&アプリケーション・先進技術編/IoT
【新規】モノのサービス化に至る歴史的変遷 p.44
【新規】ソフトウェアが主役の時代 p.45
【新規】ビジネス・モデルの変革 p.46

サービス&アプリケーション・先進技術編/AI
【改訂】人工知能の2つの方向性 p.12
【改訂】AIと人間の役割分担 p.22
【改訂】知能・身体・外的環境とAI p.83
【新規】管理職の仕事の7割をAIが代替・Gartnerが2024年を予測 p.87

下記につきましては、変更はありません。
 開発と運用編
 サービス&アプリケーション・基本編
 ITの歴史と最新のトレンド編
 テクノロジー・トピックス編

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