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【図解】コレ1枚でわかる変化に即応するためのアジャイル開発(2)

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ウォーターフォール開発では、確定した要求仕様に記載の全ての機能を実現するのに必要なリソース、すなわち工数と期間を算出します。それに基づき決められたコストと納期を守って開発することが求められ、それらが全て開発し終えたところで完了となります。

一方、アジャイル開発では、まずはビジネスの成果に見合うコストといつから必要なのかで期限とリソースを決定します。そのリソースの範囲で、ユーザー・ニーズに最大限応えられるアプリケーションをビジネス上の優先順位に従い開発をすすめてゆきます。優先順位を決める基準は、例えば、これがなければアプリケーションとして成立しない重要な業務プロセスや、売上や利益への貢献の度合いなどです。最終的な目指すべき完成の姿は描きますが、ユーザーがこれでビジネス目的が十分に達成できると判断したところで完了となります。

また、ウオーターフォール開発では一旦仕様を確定した後は、仕様凍結して仕様変更を原則受け入れず、作業を機能別に細分化・手分けして設計、コーディング、単体テストを実施します。そして、最終的に全てを集めて結合しテストを行います。そこでこれまで気付けなかったバクやミス、設計上の不具合を修正します。つまり、品質上のリスクが後ろに片寄せされるのです。

一方、アジャイル開発では、まずはプロセスごとにテスト・プログラムを準備し、そのテストがうまく通って、そのプロセスのプログラムは完成となります。このような開発手法を「テスト駆動型開発(Test Driven Development / TDD)」と呼びます。プロセスは30分から1時間程度で開発できる程度の小さな規模にして、確実に全てが検証できるようにします。

こうして開発したプログラムを1または2週間の単位でユーザーにリリースしフィードバックをもらいます。そのフィードバックを反映させた前のプロセスと次のプロセスを統合して、全体がうまく機能することをテストして、またリリースします。この作業を繰り返しますので、優先順位が高い業務上重要なプロセスほど多くのユーザーの検証とテストを受けることになります。結果として、品質上のリスクが前倒しされ、作るほどに全体の品質が向上してゆきます。

アジャイル開発は、このような仕組みにより、原理的にコストと工数が守られ、高品質なアプリケーションが開発できるのです。

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総集編
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