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朝を征すれば人生を征す

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「いま何ができるかはたいした問題ではありません。新しいことに興味を持ち、すぐに試してみるような人材を求めています。だって、技術なんて流行廃りがありますからね。そういう人材が、会社を成長させてくれます。」

3年ほど前、サイボウズのベトナム・オフィスに伺ったとき、ベトナム人のカントリー・マネージャーが流暢な日本語で話してくれた言葉が、いまも印象に残っている。

「新しいことに興味を持ち、すぐに試してみるような人材」をどう育てるか。研修を仕事にしている私にとっては、常に向き合わなければならないテーマだ。

昨日、私が主催するITソリューション塾で、アジャイル開発をテーマに講義がおこなわれた。講師は、アジャイル開発の実践を指導する戸田孝一郎氏。その話しを聞きながら、その根っ子は同じところにあることを実感した。

「自律したチーム」

自分たちでテーマを見つけ、自分たちで解決策を模索し、自分たちで工夫して解決する。チームを見守るスクラム・マスターは、そんな彼らの自発的取り組みの障害を取り除く。そうやって、日々改善を重ねながら効率や品質を高めてゆく取り組みがアジャイル開発だ。

そんな意識を育てることが研修の真のゴールであり、表面的な知識の解説など、講義の時間を埋めるための手段でしかない。

今日もこれから終日の新入社員研修だ。なんとか、この大切さを伝えたい。大勢を集めた研修で伝えることは容易ではないが、日々チャレンジでもある。

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私は、こんな講義でかならず伝えていることがある。それは、「朝のゴールデンタイム」だ。毎朝一時間、自分のための時間を作れ。オフィスに早く出るのもいい、近くのカフェでもいい、とにかく他人に使われない自分のための時間を毎日1時間持つだけで成長が加速すると。

夜は疲れているから冴えた頭は期待できない。電車の中では落ち着いて学べない。そこで何をするかは後で考えればいい。まずは、「朝のゴールデンタイム」という習慣を作ることだ。

何のために何を学ぶかを考え、しっかりと決心を固めてから行動するというのはうまくいかない。まずは、習慣を作ることだ。そうすれば、いま何を学べばいいのかが判ってくる。そして、やがて決心も固まってゆく。まずはカタチからだ。

いまではとても考えられないことだが、私が新入社員の頃は、週日は終電前に帰ることはなかった。週に1回は徹夜して休日はどちらか出社していた。そんなブラックな環境の中、これでは「自分の勉強ができない」という焦りが高まっていた。じゃあどうすればいいのかと考え、行き着いたのが「就業前の朝の1時間」だ。先輩や上司が来るといろいろと仕事がふってくる。その前なら時間がとれると考えた。

前日は深夜にタクシーで帰りその中で爆睡し、睡眠時間を補う。朝は電車の中で新聞に目を通す。そうやって朝一番にオフィスに到着し、「朝のゴールデンタイム」が始まる。気が付けばそれを30年続けている。いまは、歳のせいか、その時間も大幅に長くなっているが、間違えなく人生の大きな財産となったと実感している。

「朝のゴールデンタイム」に自分の興味の赴くままに学べることはとても幸せだった。仕事でも役に立つ。自分が成長していることを実感できる。そんな成長の実感があるからこそ、「朝のゴールデンタイム」を自分の習慣に埋め込むことができたのだろう。

今年は、新たなチャレンジとして「参加費1万円・新入社員のための最新ITトレンド研修」を8月と9月に実施する。「最新ITトレンド」を道具に「学び続ける」ことの大切やその方法を伝えられればと、いろいろと思いを巡らせている。

新入社員のための最新ITトレンド・1日研修

「お客様の話しに、ついてゆけません。言葉が分からないんです。」

こんな話をする新入社員は少なくありません。もちろん経験のない彼らが仕事をうまくこなせないのは当然のことです。しかし、「言葉が分からない」というのは別の問題です。

IoT、AI、クラウドなどのキーワードは、ビジネスの現場では当たり前に飛び交っています。しかし、新入社員研修ではITの基礎やプログラミングは教えても、このような最新ITトレンドについて教えることなく現場に送り出されてしまいます。そのため、お客様が何を話しているのか分からないままに、曖昧な応対しかできず、自信を無くしてしまう、外に出るのが怖いなどの不安をいだいている新入社員も少なくないようです。

そんな彼らに、ITの最新トレンドを教え、ITがもたらす未来への期待、そこに関わることへの誇りを持てるようにと企画しました。

参加費が1万円なら、懐の寂しくても自腹で参加できるはずです。また、既に新入社員研修の予算を使い切った企業でも、何とかやりくりして頂けるのではないでしょうか。そんな想いで、この金額にしてみました。また、100ページを超えるテキストは、パワーポイントのままでロイヤリティフリーで提供させて頂きます。

実施内容

  • 日時:下記日程のいずれか1日間(どちらも同じ内容です)
    • 【第1回】8月28日(月)10:00〜17:00
    • 【第2回】9月04日(月)10:00〜17:00
      • *昼休み1時間、休憩随時
  • 会場:株式会社アシスト・本社1階セミナールーム/市ヶ谷
  • 定員:50名/回
  • 費用:1万円(税込10,800円)
    • 新入社員以外(例えば、他業界からIT業界に転職された方や人材開発・研修担当の方)で参加されたい場合は、3万8千円(税込 41,040円)でご参加いただけます。
  • 内容:
    • ITビジネスの歴史と最新トレンド
    • クラウド・コンピューティング
    • ITインフラと仮想化
    • サイバーセキュリティ
    • IoT
    • AIとロボット
    • アジャイル開発とDevOps
    • これからのITとITビジネス

詳しくはこちらをご覧下さい。

【図解】コレ一枚でわかる最新ITトレンド 増強改訂版

スクリーンショット 2017-04-24 12.36.16.png

  • 何ができるようになるのか?
  • どのような価値を生みだすのか?
  • なぜ注目されているのか?

「知っている」から「説明できる」へ
実践で「使える」知識を手に入れる

  • IoT とインダストリー4.0
  • AR とVR
  • 人工知能と機械学習とディープラーニング
  • サーバ仮想化とコンテナ
  • ネットワーク仮想化とSD-WAN
  • アジャイル開発とDevOps
  • マイクロサービスとサーバレス

キーワードは耳にするけど、
それが何なのか、何ができるようになるのか、
なぜそんなに注目されているのか理解できてなかったりしませんか?

最新版(7月度)をリリースしました!

ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRA

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最新版【2017年7月】をリリースいたしました。

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今月度は、AIとIoTを中心に大幅に資料を追加しています
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ビジネス戦略編
【新規】3つのIT:従来のIT/シャドーIT/バイモーダルIT p.23
サービス&アプリケーション・先進技術編/人工知能とロボット
【新規】IoTとAIの一般的理解と本当のところ p.4
【新規】人工知能の3つの役割と人間の進化 p.12
【新規】自動化から自律化への進化 p.16
【新規】スマートマシンの必要性 p.16
【新規】人工知能のロボットへの実装 p.24
【新規】専門家と人工知能 p.26
【新規】人工知能は知的望遠鏡 p.27
【新規】ITと人間の関係の変遷 p.33
【新規】これまでの学習とディープラーニング p.42
【新規】ルールベースと機械学習 p.43
サービス&アプリケーション・先進技術編/IoT
【新規】IoTとAIの一般的理解と本当のところ p.15
【新規】従来のやり方とIoTの違い p.18
【新規】LPWAとは p.51
クラウド・コンピューティング編
変更はありません
サービス&アプリケーション・基本編
【新規】ERPシステム/パッケージとクラウドでの利用形態 p.11
【新規】SOAの狙いと成果 p.27
開発と運用編
【更新】ウォーターフォール開発とアジャイル開発 p.17
インフラ&プラットフォーム編
【新規】認証基盤 p.117-118
【新規】認証に関わる課題 p.119
【新規】シングルサインオンとフェデレーション p.120
【新規】Apache Spark p.179
トピックス編
 変更はありません
ITの歴史と最新のトレンド編
 変更はありません

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新刊書籍のご紹介

未来を味方にする技術

これからのビジネスを創るITの基礎の基礎

  • ITの専門家ではない経営者や事業部門の皆さんに、ITの役割や価値、ITとの付き合い方を伝えたい!
  • ITで変わる未来や新しい常識を、具体的な事例を通じて知って欲しい!
  • お客様とベンダーが同じ方向を向いて、新たな価値を共創して欲しい!
人工知能、IoT、FinTech(フィンテック)、シェアリングエコノミ― 、bot(ボット)、農業IT、マーケティングオートメーション・・・ そんな先端事例から"あたらしい常識" の作り方が見えてくる。2017年1月6日発売
斎藤昌義 著
四六判/264ページ
定価(本体1,580円+税)
ISBN 978-4-7741-8647-4Amazonで購入
未来を味方にする技術
人工知能、IoT、FinTech(フィンテック)、シェアリングエコノミ― 、bot(ボット)、農業IT、マーケティングオートメーション・・・ そんな先端事例から"あたらしい常識" の作り方が見えてくる。
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