ITの古い常識をそのままに業務に精通しているだけでは、これからのお客様の期待には応えられない
「IoTやAIで何かできないのか?」
「アジャイル開発やDevOpsでどんなビジネスができるのか?」
「うちの新規事業は、なぜなかなか成果を上げられないのか?」
こんな問いかけに、あなたは応えられるでしょうか。
「生産性向上やコスト削減」から、「差別化の武器としてビジネスの成果に貢献」することへと、ITは役割の重心を移しつつあります。そうなれば、相手にするお客様は変わり、お客様との関係が変わり、提案の方法も変わります。
- 相手にするお客様は、情報システム部門から経営者や事業部門に変わります。
- お客様との関係は、要求に応えて仕様をまとめ遅滞なく人材を手配することから、一緒になって思案し解決策を創り出すことへと変わります。
- 提案方法は、必要な工数を試算しコストを提示することから、お客様が手に入れるビジネス価値を試算し、その投資対効果を提示することへ変わります。
この変化に対応できるよう、営業やSEのスキルもシフトしてゆかなければなりません。
「そのためには前提となる業務知識が必要ではないのでしょうか?」
もちろん、あった方がいいに決まっています。しかし、お客様が期待するのは、
- いままでできなかった何が、いまのITでできるようになるのか
- それが自分たちのビジネスの成果にどのような貢献をしてくれるのか
- そのためには何をしなければならないのか
それを教えてくれる「ITのプロとしてのよき相談相手」です。
IoTやAIについての十分な知識もなく、クラウドの常識さえも一般論しか語れないようなITの古い常識をそのままに、「業務に精通している」だけでは、これからのお客様の期待に応えることはできないのです。
IoTの本質は、事実・解釈・判断・実行のサイクルを劇的に短縮することで、状況の変化に即応し常に最適な状態を実現するためのビジネス・フレームワークです。
AIの本質は、道具やビジネスプロセスに学習能力を持たせ改善、改良のスピードを加速し、ビジネス価値を加速度的に向上させる手段です。
これらが唯一の解釈と言うつもりはありませんし、固執するつもりもありません。ただ、そういう自分の解釈や「言葉」を持つことが、お客様にとっての良き相談相手になるための前提です。
毎週週日の夜に開催している「ITソリューション塾」は、そんな「ITのプロとしての良き相談相手」になるための知識や言葉、プレゼンテーションのスキルを身につけてもらうことを目的としています。
「自社製品のことは説明できても世の中の常識は分からない」
ITソリューション塾をはじめた2009年当時、SI事業者やITベンダーの人材育成や事業開発のコンサルティングに関わる中、このような人たちが少なくないことに憂いを感じていました。また、自分たちの製品やサービスの機能や性能を説明できても、お客様の経営や事業のどのような課題を解決してくれるのかを説明できないのままに、成果をあげられない営業の方たちも数多くみてきました。
このようなことでは、SI事業者やITベンダーはいつまで経っても「業者」に留まり、お客様のよき相談相手にはなれません。この状況を少しでも変えてゆきたいと始めたのがきっかけでした。
毎週終業後に2時間、11回にわたって参加し続けることは、大変な覚悟がいることです。しかし、そのことが、自分が関わるITのいまを知り、自分の役割や目指すべき方向を考えるきっかれになるのであれば、十分に価値のあることかも知れません。あるいは、各社から集まる志の高い皆さんとの知己を得、自分や自分の仕事を見つめ直す機会になるとすれば、他には代えがたい時間になるはずです。
【受付開始】ITソリューション塾・第25期
次回の日程が5月16日(火)からに決まりました。詳細日程や正式なお申し込みにつきましては、こちらをご覧下さい。
第25期は、IoTやAI、クラウドといったテクノロジーの最前線を整理してお伝えすることはもちろんのこと、ビジネスの実践につなげるための方法についても、これまでにも増して充実させてゆきます。
また、アジャイル開発やDevOps、それを支えるテクノロジーは、もはや避けて通れない現実です。その基本をしっかりとお伝えするだけでなく、ビジネスに結びつけてゆくための実践ノウハウも、第一人者の講師をお招きし、お伝えします。
さらにIoTやモバイルの時代となり、サイバー・セキュリティはこれまでのやり方では対応できません。改めてセキュリティの原理原則に立ち返り、どのような考え方や取り組みが必要なのか、やはりこの分野の第一人者にご講義頂く予定です。
ご参加をご検討頂ければと願っております。
最新版(4月度)をリリースしました!
ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRA
最新版【2017年4月】をリリースいたしました。
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*クラウドについてのプレゼンテーションをインフラ編から独立させました。
*使いやすさを考慮してページ構成を変更しました。
*2017年度新入社員研修のための最新ITトレンドを更新しました。
*新しい講演資料を追加しました。
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クラウド・コンピューティング (111ページ)
*「インフラとプラットフォーム編」より分離独立
【新規】クラウドによるコスト改善例 p101-108
開発と運用(68ページ)
【新規】管理運用の範囲 p.37
【新規】サーバーレスの仕組み p.40
インフラとプラットフォーム(211ページ)
*クラウドに関する記述を分離独立
【新規】多様化するデータベース p.127
【新規】クラウドデータベース p.156-158
IoT(101ページ)
【新規】IoTはテクノロジーではなくビジネス・フレームワーク p.16
【新規】LPWA主要3方式の比較 p.52
人工知能(103ページ)
【新規】自動化と自律化が目指す方向 p.14
【新規】操作の無意識化と利用者の拡大 p.21
【新規】自動化・自律化によってもたらされる進歩・進化 p.22
テクノロジー・トピックス (51ページ)
【新規】RPA(Robotics Process Automation) p.17
サービス&アプリケーション・基本編 (50ページ)
*変更はありません
ビジネス戦略(110ページ)
*変更はありません
ITの歴史と最新のトレンド(14ページ)
*変更はありません
【新入社員研修】最新のITトレンド
*2017年度版に改訂しました
【講演資料】アウトプットし続ける技術〜毎日書くためのマインドセットとスキルセット
女性のための勉強会での講演資料
実施日: 2017年3月14日
実施時間: 60分
対象者:ITに関わる仕事をしている人たち
【講演資料】ITを知らない人にITを伝える技術
拙著「未来を味方にする技術」出版記念イベント
実施日: 2017年3月27日
実施時間: 30分
対象者:ITに関わる仕事をしている人たち
詳しくはこちらから
新刊書籍のご紹介
未来を味方にする技術
これからのビジネスを創るITの基礎の基礎
- ITの専門家ではない経営者や事業部門の皆さんに、ITの役割や価値、ITとの付き合い方を伝えたい!
- ITで変わる未来や新しい常識を、具体的な事例を通じて知って欲しい!
- お客様とベンダーが同じ方向を向いて、新たな価値を共創して欲しい!
斎藤昌義 著
四六判/264ページ
定価(本体1,580円+税)
ISBN 978-4-7741-8647-4 Amazonで購入
人工知能、IoT、FinTech(フィンテック)、シェアリングエコノミ― 、bot(ボット)、農業IT、マーケティングオートメーション・・・ そんな先端事例から"あたらしい常識" の作り方が見えてくる。