【図解】コレ1枚でわかるDevOps
開発チームと運用チームにとって、「情報システムによって、ビジネスに貢献すること」は共通の目的です。そのためには、ユーザーの求めるビジネス・ニーズに迅速、柔軟に対応しなくてはなりません。ビジネス・スピードが加速するいま、両者にはこれまでにも増して、そのための即応力が求められています。
ただ、目的は同じでも両者の果たすべき役割は異なります。開発チームは、システムに新しい機能を追加することを役割とし、ユーザーからの開発や変更の要求に迅速に対応しようとします。そして、開発チームに、「アプリケーションを開発・更新したのだから、ユーザーにそのメリットを直ちに提供したいので、すぐに本番環境に移行してほしい」と要求します。これに対して運用チームは、システムを安定稼働させることを役割とし、本番システムを確実に安定させ安心してユーザーに使ってもらうために、ハードウェアの調達や設定、運用手順の整備などを行わなくてはならず、開発チームの要求に即座に答えることはできません。このような両者の対立を放置すれば、ビジネスの柔軟性と迅速性を阻害します。
そこで、開発(Development)と運用(Operation)が協調・連携し、一体となってこの障害を克服しようという取り組み「DevOps」が注目されています。
具体的には、開発したシステムを直ちに本番システムに反映するための開発チームと運用チームの役割の見直し、あるいは、開発者自身の判断で本番システムに移行しても障害を起こすことなく安定運用が担保できる仕組み作りなどです。
DevOpsは、このような一連の取り組みにより、開発したシステムの本番への移行を不断に繰り返してゆく「継続的デプロイメント(Continuous Deployment)」や、ユーザーの検証を直ちに行えるようにする「継続的デリバリー(Continuous Delivery)」の実現を目指します。
ビジネス・ニーズにいち早く対応し、変化にも即応できるアジャイル開発の「反復型開発」や「継続的インテグレーション」と組合せることで、ビジネスの成果に貢献できる開発と運用が実現できるのです。
参考: これからの開発と運用:ビジネスの成功に直接貢献すること
【募集開始】ITソリューション塾・第24期
ITソリューション塾・第24期を2月8日(水)から開催します。第24期は、IoTやAIのビジネス戦略にも一層切り込んでみようと思っています。また、情報セキュリティの基本やDevOpsの実践についても、それぞれの第一人者から学びます。多くの皆様のご参加をお待ちしています。
- 会場 : アシスト株式会社・本社@市ヶ谷
- 日程:2月8日(水)〜4月26日(水)の毎週1回×11回 *但し、3月最終週は休みとなります。
- 時間:18:30〜20:30
- 定員:80名(前回参加者 84名)
お願い
- 毎期早い段階で定員に達しています。手続き等で時間はかかるが、参加のご意向をお持ちの場合は、事前にメールにて、その旨をお知らせください。
- 個人でのご参加の場合は、消費税分を割り引かせて頂きます。
- 今回の期間は、予算期を跨ぐところもあるかと思いますが、今期または来期のいずれか、または、両期に分けて支払いという場合は、個別にお知らせください。
詳細のご案内、および、スケジュールのPDFダウンロードは、こちらをご覧下さい。
2017年1月 最新の改訂版をリリースしました!
ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRA
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*「コレ1枚でわかる最新ITトレンド(2017年度版)」を新規に作成しました。
*先進技術編では、解説を大幅に追加、刷新し、新たなチャートも追加しています。
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【インフラ&プラットフォーム】(293ページ)
【更新】コンテナ型仮想化・改訂版の解説を改訂しました p.175
【新規】SD-WAN p.184
【ITの歴史と最新トレンド】(14ページ)
*これからのビジネスを考える参考となるよう、「コレ1枚でわかる最新ITトレンド(2017年度版)」を新規に作成しました。
【更新】デジタル化の歴史の解説を追加しました
【新規】コレ1枚でわかる最新ITトレンド(2017年度版)を新規に追加し、解説も加えました。
【サービス&アプリケーション・基本編】
*運用と開発のプレゼンテーションが増えたことから、基本編と運用と開発編に分割しました。
基本編(50ページ)
変更はありません
開発と運用編(64ページ)
【更新】これからのシステム開発のチャートを改訂し、解説を追加しました p.5
【更新】DevOpsとは何か?の解説を追加しました p.19
【新規】仮想マシンとコンテナの稼働率 p.74-77
【更新】DevOpsとコンテナ管理ソフトウェアの解説を改訂しました p.78
【新規】FaaS(Function as a Service) p.79
【テクノロジー・トピックス】(49ページ)
変更はありません
【サービス&アプリケーション・先進技術編】
IoT(92ページ)
【更新】IoTとM2Mの解説を追加しました p.7
【更新】IoTの定義の解説を改訂しました p.15
【更新】コレ1枚でわかるIoTのチャートと解説を改訂しました p.18
【更新】デジタル・ツインの解説を改訂しました p.23
【更新】モノのサービス化の解説を改訂しました p36
【更新】ビジネス価値の進化の解説を改訂しました p.38
【更新】IoTと機能と役割の4段階の解説を改訂しました p.41
【更新】クラウドから超分散への解説を改訂しました p.46
人工知能(93ページ)
【新規】コレ1枚でわかる人工知能とロボットの新たなチャートを追加し解説を載せました p.9
【更新】産業発展の歴史から見る人工知能の位置付けの解説を改訂しました p.317
【新規】ディープラーニングが注目される理由の新しいチャートと解説を追加しました p.24
【新規】弱いAIと強いAIについて、新しいチャートと解説を追加しました p.32
【更新】人工知能に置き換えられる職業について、解説を追加しました p.64