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【図解】コレ1枚でわかるエンタープライズ・アプリケーション(6)CAD/CAMシステム

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CADシステム

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人の手によって行われていた設計や製図といった作業を、効率よく正確に行えるよう支援してくれるアプリケーションです。CADシステムには、設計する対象によって次のような様々な種類があります。

  • 機構CAD:機械の構造や部品の組合せを設計
  • 建築CAD:建物の構造や設備、配管などを設計
  • 土木CAD:土木工事に関わる施工図の設計
  • 電気CAD:電気回路やプリント基板の設計
  • 半導CAD:LSIの回路の設計 など

CADシステムを使うと次のようなことができるようになります。

  • 繰り返し図形をコピーで作れるので他の図面の流用や類似図面の作成が容易になる
  • 寸法はコンピューターによって自動計算してくれるので寸法の記入ミスを無くせる
  • 寸法や面積の測定などの手作業による計算の手間を省ける
  • (電気や半導体CADでは)プリント基板や半導体チップに回路を印刷するための原盤(フォトマスク)の作成ができる など

さらにCADシステムで作られたデータを使い実験や解析をコンピューター上で模倣(シミュレーション)できるCAE(Computer-Aided Engineering)システムと組合せ、製品の性能や品質の向上に役立てています。例えば、

  • 部品と部品を組み付けたときの干渉や寸法が合わないなどの不具合を設計途中に検証する
  • 強度や振動による影響などを解析する
  • 電気回路が正しく動作するかを検証する

などが行われています。

「製品設計の効率や品質を高める」

CADシステムとはそのためのアプリケーションなのです。

CAMシステム

プラスチックの部品を作るためには、その部品のカタチが彫り込まれた金属の型(金型)に溶けたプラスチック素材を流し込みます。また、自動車のボディや機械を納める外箱を作るために金属板を金型に押しつけて形を作ります。この金型は金属の塊を削り出して作られます。

そのための削り出し機械(切削加工機)に機構CADシステムで作った図面から形状データを取り出し、どの位置からどのような工具を使って削るかの工作手順を教えるデータ(NC[Numerical Control:数値制御]データ)を作るのがCAMシステムです。

また、電気CADシステムのデータを使い、プリント基板に部品を取り付けてゆく機械(マウンター)に、どの部品を、どの位置に、どの順番で取り付けてゆくかを教えるNCデータの作成にもCAMシステムは使われます。

NCデータの作成は、CAMシステムがある程度自動でやってくれますが、人間が確認し、必要な条件を設定したり、修正したりすることで作ることが一般的です。

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【サービス&アプリケーション編】(204ページ)

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  • 2045年までのスマートマシンのロードマップを追加しました。P.119
  • スマートマシンが労働にもたらす影響について追加しました。p.126-128
  • 自動運転車の動向について追加しました。p.129-130
  • 人工知能についてのページ順序を変更しました。
  • 従来の機械学習とディープラーニングの違いを図表に組み込みました。p.149-150

【ビジネス戦略編】(86ページ)

  • 営業人材の育成について、「営業の能力モデル」についての解説を追加しました。( p.72-75)

【インフラ編】(246ページ)

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