勉強会は「知識を得る場」、懇親会は「視野を広げる場」
今週は、2つの勉強会に参加させて頂きました。ひとつは、「機械学習」について、もうひとつは、「アプリケーション・セキュリテイ」についてです。
どちらのテーマも門外漢の私にとっては、そこで語られることの多くが理解できませんでした。おかげさまで、まだまだ学ぶべきことの多いことに気付かされ、もっと勉強しなければと刺激される良い機会となりました。
このような勉強会やセミナーに受講者として参加する時に心がけていることが3つあります。そのひとつは、「一番前に座る」ことです。というのは、「本当は後ろほうが楽だよなぁ」と思う自分がそこにいるからなんです。後ろの席であれば、内職をしようが、居眠りをしようが、途中で退席しようが、まわりは気にもしないでしょう。そんな自分の逃げ道を絶っておかなければ、間違いなく怠けてしまう自分がそこにいるからです。それが分かっているから、前に座るように心がけています。
もうひとつは、できる限り「懇親会に参加する」ことです。その日のテーマについてさらに深い議論ができるかもしれないという期待、そして、そういう場に来る皆さんとの思わぬつながりや化学反応が生まれることへの期待からです。勉強会が「知識を得る場」であるとすれば、懇親会は「視野を広げる場」といえるかもしれません。
懇親会は、お酒も入りいろいろと人の本性が垣間見える場です。ただのばか話であっても、そういうところにその人の生き様や価値観などが見えてくるわけで、自分とは違う考え方に接することで、視野を広げるきっかけがつかめることがあります。
最後は、「絵を描く」ことです。メモの苦手な私ですが、それでも心に引っかかったことはメモをとるようにしています。ぐちゃぐゃなメモで自分でも「なんて書いてあるのだろうか?」と首をかしげてしまうのですが、そういうメモを読み返し、そのときの場面を想像し、自分なりのまとめをその日の気分で絵にまとめるように心がけています。
まずは手描きでラフスケッチ、それを繰り返して最後はパワーポイントで仕上げます。そういう「後処理」により勉強会で得た知識とこれまでの知識を融合してゆくわけです。実は、これが一番勉強になっているかもしれません。
しかし、本当にありがたい時代になったなぁと思います。FacebookやTwitterのおかげで、勉強会のお誘いや案内が毎日のように舞い込んできます。「参加しなければ損」などと貧乏根性で参加する訳ですが、そういう機会から学んだこと、得られたことは少なくありません。
なによりもひとつのテーマに数時間、強制的に集中させられるわけで、集中力が維持できない性格の自分にとっては、大変都合の良い勉強方法です。何よりも、その場の空気感が、良いですね。勉強したいからくる人がほとんどですから、なにか全体にエネルギーがみなぎっている気がして、それが益々意欲をかき立ててくれます。
もちろん、いつもそんなポジティブな勉強会ばかりではありません。明らかに準備不足の資料や説明、自分や自社の自慢話、商品宣伝に終始するだけの話、タイトルやリードとは明らかにずれていて期待を見事に外してくれる内容など、いい加減にしてくれと思うわけです。そういうときは、早々と席を辞するようにしています。ただ、こういうことも、行ってみなければ分かりませんから、まずは出かけてみることです。
ネットや本、雑誌だけでは分からないことがいっぱいあります。それは実践者たちの感性です。だから、こういう勉強会で実践者たちの話や彼らとの対話を通じ、それを感じ取ることが大切なんです。それが時代を理解する大切な方法ひとつだと思っています。
そんなわけで、明日は、「IoT」についての勉強会、新しい人と知り合い、新しい何かを感じてこようと思っています。
*** 全て無償にて閲覧頂けます ***
◆ テクノロジー編(367ページ)前回より+60ページ
*新たに「データベース」についての章を追加、加えて最新の解説文を追加した。
・データベースについての章を追加しました。
・IoTについてのチャートを追加しました。
・その他、解説文を追加しました。
◆ ビジネス編(61ページ)+4ページ
・新規事業の立ち上げについて、新たなチャートを追加しました。
・いくつかの統計資料を追加しました。
・ポストSIビジネスの4つの戦略と9つのシナリオを改訂しました。
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目次
- 第0章 最新ITトレンドの全体像を把握する
- 第1章 クラウドコンピューティング
- 第2章 モバイルとウェアラブル
- 第3章 ITインフラ
- 第4章 IoTとビッグデータ
- 第5章 スマートマシン