【図解】コレ1枚で分かサーバー仮想化が変えたサーバー利用の常識(1)
「サーバー仮想化」によって、従来では考えられなかったことが可能になりました。
すぐに稼動
従来は、ハードウェアを調達した後、機器の据付・導入が必要でした。しかし、サーバー仮想化を使えば、ソフトウェアへの設定だけで、必要なシステム資源(プロセッサー、メモリ、ストレージなど)を割り当て、その資源相当の構成と能力を持った、見かけ上物理サーバーと同様に機能する「仮想サーバー」を稼働させることができます。これによりシステムの稼働に関わる作業時間は、大幅に短縮できます。
但し、仮想サーバーが、いくつでも簡単に作れるからと言って、それを動かすハードウェアの能力を超えて動かすことができない点は、注意が必要です。
複製が簡単
仮想サーバーの構成についての情報は、「設定ファイル」に書き込まれます。ハイパーバイザーは、この設定ファイルを読んでハードウェアから資源を割り当て、仮想サーバーを稼働させます。そのため、同じ構成であれば、この設定ファイルと仮想サーバーのデータをコピーするだけで、仮想サーバーを複製できます。あとは、ホスト名といわれるサーバーの名称やIPアドレスといわれるネットワーク上の住所を表す番号を変更するだけで、別のサーバーとして、すぐに利用できるようになります。
柔軟な構成変更
従来、システム構成を変更するためには、いったん電源を停止し、物理的な構成変更作業を行い再稼働させる必要がありました。しかし、サーバー仮想化を使えば、システム資源の増減は、仮想サーバーを稼動したままでも行うことができます。そのおかげで、サーバーへのアクセスが急増した時や構成変更が時でも、迅速・柔軟に対応することができます。
【最新版】最新のITトレンドとビジネス戦略【2015年5月版】
「最新のITトレンドとビジネス戦略(全326ページ)」を最新版に更新しました。新規追加のプレゼンテーションは6枚ですが、新しい解説文を24ページ追加し、全てロイヤリティ・フリーとさせて頂きました。ご活用下さい。
テクノロジー編【2015年5月版】(271ページ)
新規ページを6ページ、最新の解説文を24ページ追加しています。
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・プレゼンテーション(24ページ)の「ノート」に最新の解説文を追加致しました。こちらも合わせてロイヤリティフリーでご活用下さい。
ビジネス戦略編【2015年5月版】(55ページ)
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目次
- 第0章 最新ITトレンドの全体像を把握する
- 第1章 クラウドコンピューティング
- 第2章 モバイルとウェアラブル
- 第3章 ITインフラ
- 第4章 IoTとビッグデータ
- 第5章 スマートマシン