【図解】コレ1枚で分かる「人をつなげる」歴史
1980年代、PCがオフィスで使われるようになると、書類や帳票などのビジネス文書がPCで作られるようになりました。ビジネス文書がデジタル・データ化されたことで、社内ネットワークを介して共有し、関係者に告知し、連絡を取り合うためのシステム「グループウェア」が登場します。1989年に登場したLotus Notesは、地域をまたがり多くの拠点を構え、情報の伝達や社内文書の共有に苦労していた大手企業を中心に広く使われるようになりました。
1990年代の半ばを過ぎると、企業間、さらには個人をもつなぐネットワーク「インターネット」が普及し始めました。これに伴い、電子メールが使われるようになります。電子メールは、メールアドレスさえ分かっていれば、社内、社外を問わず簡単にメッセージを送ることができます。また、デジタル化された文書を添えることや一斉に複数の人に送ることができるなどの利便性から、電話やFAXに代わって普及してゆきました。
インターネットの低価格化と高速化が進むと、音声や動画がやり取りできるようになり、会話や会議もできるようになります。こうなると、機微な用件でなければ、同じ場所に集まる必要はなくなり、移動時間や出張コストを削減することが出来きます。2003年に登場したSkypeは、そんな時代の先駆けとして、個人や企業を問わず広く使われるようになります。
2004年にFacebook、そして、2006年にTwitterといったソーシャル・メディアが登場し、人のつながりを大きく変えることになります。面識のあるなしにかかわらず、関心や興味、感性で共感しあえる人たちが、ソーシャル・メディアで知り合い、つながり、地域を越えて言葉や写真、動画を共有し、連絡を取り合える仕組みであり、利用者自らがメディアとして情報を発信するUGM(User Generated Media)として、利用者を拡大してゆきました。2007年のiPhoneの登場を切っ掛けに始まったスマートフォンの爆発的な普及とともにソーシャル・メディアの利用者は、加速度的に拡大し、現在、Twitterのユーザー数は、2億5千万人、Facebookは、13億人に達しています。このような、これまでの人類史上なかった世界規模での人のつながりは、ビジネスばかりでなく、価値観や文化、思想や政治、経済に大きな影響力を持つようになったのです。
【最新版】最新のITトレンドとビジネス戦略【2015年5月版】
「最新のITトレンドとビジネス戦略(全326ページ)」を最新版に更新しました。新規追加のプレゼンテーションは6枚ですが、新しい解説文を24ページ追加し、全てロイヤリティ・フリーとさせて頂きました。ご活用下さい。
テクノロジー編【2015年5月版】(271ページ)
新規ページを6ページ、最新の解説文を24ページ追加しています。
・これからのオフィスインフラを追加しました。
・パブリッククラウドの適用リスクを追加いたしました。
・コレ一枚でわかるIoTとビッグデータを改訂しました。
・IoTとモノのサービス化を追加しました。
・産業革命の歴史を追加しました。
・プレゼンテーション(24ページ)の「ノート」に最新の解説文を追加致しました。こちらも合わせてロイヤリティフリーでご活用下さい。
ビジネス戦略編【2015年5月版】(55ページ)
新規追加はありません。誤字脱字の修正、解説文の訂正を行いました。
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目次
- 第0章 最新ITトレンドの全体像を把握する
- 第1章 クラウドコンピューティング
- 第2章 モバイルとウェアラブル
- 第3章 ITインフラ
- 第4章 IoTとビッグデータ
- 第5章 スマートマシン