【図解】コレ1枚でわかる仮想化の歴史
仮想化の歴史は古く、1960年代から使われています。当時コンピュータは大変高価でした。しかし、その機能と利便性が認められるようになると、利用したいと考えるユーザーが増えていきました。しかし、ユーザー毎に購入していては、お金が続きません。そこで、一台のコンピュータをあたかも複数の独立したコンピュータが存在しているかのように見せかけ、個別専用コンピュータのように使ってもらおうと生みだされたのが「仮想化」です。
その後、コンピュータは性能を高め価格は下がり続けます。そうなると、大型のコンピュータを複数のユーザーで使うよりも、それぞれに専用のコンピュータを購入する方が自由度も高く費用も少なくてすむようになりました。その結果、多数のコンピュータが導入されるようになったのです。
一方で、機能や役割の重複、管理も利用部門任せでガバナンスが効かない、会社全体として運用管理の負荷やコストが増大するなどの問題を抱えるようになりました。
この状況に対処するために、再び「仮想化」が注目されるようになりました。高性能で安くなったコンピュータと仮想化の技術を使えば、複数のコンピュータを集約し、物理的なコンピュータの台数を減らすことができます。これにより、コンピュータの購入台数を減らし、運用管理負担を軽減し、コストも削減できます。かつて高価なコンピュータを分割する手段として使われた仮想化は、集約の手段として使用されることになったのです。
【最新版】最新のITトレンドとビジネス戦略【2015年5月版】
「最新のITトレンドとビジネス戦略(全326ページ)」を最新版に更新しました。新規追加のプレゼンテーションは6枚ですが、新しい解説文を24ページ追加し、全てロイヤリティ・フリーとさせて頂きました。ご活用下さい。
テクノロジー編【2015年5月版】(271ページ)
新規ページを6ページ、最新の解説文を24ページ追加しています。
・これからのオフィスインフラを追加しました。
・パブリッククラウドの適用リスクを追加いたしました。
・コレ一枚でわかるIoTとビッグデータを改訂しました。
・IoTとモノのサービス化を追加しました。
・産業革命の歴史を追加しました。
・プレゼンテーション(24ページ)の「ノート」に最新の解説文を追加致しました。こちらも合わせてロイヤリティフリーでご活用下さい。
ビジネス戦略編【2015年5月版】(55ページ)
新規追加はありません。誤字脱字の修正、解説文の訂正を行いました。
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目次
- 第0章 最新ITトレンドの全体像を把握する
- 第1章 クラウドコンピューティング
- 第2章 モバイルとウェアラブル
- 第3章 ITインフラ
- 第4章 IoTとビッグデータ
- 第5章 スマートマシン
「SI事業者のオフショア開発」を投稿しました
5/15〜5/18、ミャンマーに行き、地元IT企業や日本のオフショア開発拠点を訪問してきました。
気温40度の蒸し暑さは、東南アジアならではです。そんな国も2011年の軍政から民政への移行に伴い、経済が急速に発展し、IT産業も成長を見せ始めています。そんなミャンマーの実情を見てこようというのが、今回の目的でした。
この国で日本企業がどのように関わってゆくのかを考える貴重な機会となりました。そんな経験を報告させていだきます。