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ビッグデータの種類と使われ方

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ビッグデータを生成過程の違いと用途の違いで、次のように整理してみた。

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まず、生成過程の違いから見るとビックデータは、業務処理から生成される「ビッグ・トランザクション・データ」と、何らかの操作や事象の発生によって生成される「ビッグ・インタラクション・データ」にわけることができる。

前者は、日常の業務活動やショッピングサイトでの取引などで生みだされるもの、後者は、センサーやGPS、ウェアラブルなどのIoTによって生みだされるデータや、Facebookの「いいね!」やコメント、Webのアクセスログやクリックログなどで、その量や増加の加速度は、前者を遥かに凌ぐ量と勢いだ。

このようにして、作られたビッグデータは、あらかじめ用意された処理条件やシナリオに合致するデータの動きに即座に反応してリアルタイムに処理が行われる「ストリーミング処理」と、大量のデータを、時間をかけて解析し、知見やノウハウ、あるいは、ルールや関係を見つけ出そうという「バッチ処理」に大別される。

前者は、株式や債券の超高速処理、不正なクレジットカード取引のリアルタイム検知、ネットワーク上の不審な挙動を監視しサイバーテロを見つけ出す処理、先ほど紹介したスマートグリッドなどに使われている。

後者は、顧客の購買動向の分析、エネルギーの長期的な需給予測、マーケティング分析などの戦略的業務への適応や、統計的な解析手法や人工知能の技術を使ってルールや関係を見つけ出し、外国語の自動翻訳や、機械の最適な設定条件を見つけ出す最適化処理といった用途に使われている。また、先に紹介したストリーミング処理の処理条件やシナリオの自動作成にも使われている。

ビックデータの活用は、始まったばかりだ。今後のビジネスのデジタル化やIoTの普及・拡大により、これから様々な用途や処理の方法が生みだされ、そこに新たなビジネスの可能性も広がってゆくのだろう。

*更新しました* 今週のブログ 

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