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バイラル動画TOP20(Weekly)<Viral Video Chart 2011/05/08-2011/05/14>

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先週のViral Video Chart広告動画部門のランキングと、そこから読み取れるバイラル動画とソーシャルメディアの関係について考えてみたい。ランキングリストは一番下に用意しているが、今回から先週のランキングも表示することにした。2週間分の順位を表示することによって、1週間の動きが良く理解できるようになると思う。


■ 上位に大きな変動はなし

上位に大きな変動はなかった。1位は先週に引き続き皮膚がんの撲滅を訴える「Dear16-year-old Me」で、1週間にシェアされた回数も88,947回と、2位の「Volkswagen Commercial: The Force」の23,048回を大きく引き離している。トータルのシェアされた回数も213,989回となっており、今の勢いを見ている限り、しばらくトップに居座りそうな印象を受ける。それ以外は、3位に先週6位だった「I Want…」が、5位に先週7位だった「Evian Roller Babies international version」が食い込んで来ているのが目立つ程度だ。

TOP5は、5位の「Evian Roller Babies international version」以外は、全て2011年になってから公開された動画ばかりである。1週間単位で見ると、やはり直近に公開された動画が上位に来る傾向が強いようだ。特に2位の「Volkswagen Commercial: The Force」は、トータルのシェアされた回数がすでに115万回となっており、TOP20全体で見ても断トツの数字となっている。

■ 先週ランク外の動画が7つもランクイン

上位とは逆に、10位以下はかなり大きな変動があった。先週ランク外だった7つの動画がなんとランクインしている。特に、9位から12位までと16位から18位までに集中しているのが特長だ。

・ 9位:「Google Chrome:Dear Sophie」(公開日:2011/5/4)
・10位:「ISPCC - I Can't Wait Until I Grow Up」(公開日:2011/5/10)
・11位:「evian baby inside - VF」(公開日:2011/4/18)
・12位:「Dirt Devil-The Exorcist」(公開日:2011/4/18)
・16位:「"Harry Potter and the Deathly Hallows - Part 2" TV Spot #1」(公開日:2011/5/14)
・17位:「New TV advert with Jammie and Toffee Dodgers monkeys」(公開日:2011/5/7)
・18位:「Volkswagen Commercial: 2011 Tiguan Piñata」(公開日:2011/5/3)

7つの内5つが5月に公開された動画となっており、その中には5月12日のブログ「Google Chromeの動画広告はどれだけバイラルに成功したのか」で紹介した「Google Chrome:Dear Sophie」も9位にランクインしている。最速でランクインしたのは、ハリー・ポッターの予告編「"Harry Potter and the Deathly Hallows - Part 2" TV Spot #1」で、なんとわずか1日で16位にランクインするという信じられない離れ業を成し遂げている。この「"Harry Potter and the Deathly Hallows - Part 2" TV Spot #1」は、シェアされた回数を見ればわかる通り、ほとんどがfacebookの数字となっている。まさにfacebookさまさまである。

あとの二つは、どちらも4月18日に公開された復活組だ。特に、昨日のブログ「Roller Babies以外のエビアンのバイラル動画広告をまとめてみた」で紹介したばかりの、エビアンの「evian baby inside - VF」が11位にランクインしているのが目立つ。

■ 同時に2つの動画がランクインしている企業が4社

TOP20に同時に2つの動画をランクインさせている企業が4社もある。

●フォルクスワーゲン
・ 2位:「Volkswagen Commercial: The Force」
・18位:「Volkswagen Commercial: 2011 Tiguan Piñata」

●エビアン
・ 5位:「Evian Roller Babies international version」
・11位:「evian baby inside - VF」

●グーグル
・ 7位:「Google Chrome: It Gets Better」
・ 9位:「Google Chrome:Dear Sophie」

●ケン・ブロック
・ 6位:「Ken Block's Gymkhana THREE, Part 2; Ultimate Playground; l'Autodrome, France」
・14位:「KEN BLOCK GYMKHANA TWO THE INFOMERCIAL」

最後のケン・ブロックはラリー・ドライバーなので企業ではないが、同時に2つの動画をランクインさせているということで取り上げた。他の3つについては誰もが知っている企業で、面白いことに業種も国もそれぞれ異なっている。3社に共通していることといえば、いずれもコンシューマ相手のビジネスをしているということくらいだろうか。グーグルはTOP10に2つランクインしており、今後どこまで順位を伸ばせるか注目したい。

■エンターテインメント系も含めた全体では、動画広告系は全てランク外

参考までに、エンターテインメント系も含めた全てのジャンルでのランキングTOP5についても報告しておく。

・1位:「Ultimate Dog Tease」
・2位:「Jennifer Lopez - On The Floor ft. Pitbull」
・3位:「High five for first kiss (original)」
・4位:「Bruno Mars - The Lazy Song [Official Video]」
・5位:「Lady Gaga - Judas」

このエンターティンメント系も含めた全ジャンルの中では、広告動画部門の1位になった「Dear 16-year-old Me」は24位となり、TOP20にも入れないことになる。1週間にシェアされた回数も、「Dear 16-year-old Me」の88,947回に対して、「Ultimate Dog Tease」は416,845回と5倍近い数字を稼いでいるわけで、バイラル動画の世界におけるエンターティンメント系の強さを再認識させられる結果となった。

全体として言えることは、facebookを制する動画が、バイラル動画の世界も制する、そんな様相を見せ始めてきたような気がしてならない。

Video_chart_20110515

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