スタートアップ企業と顧客
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スタートアップ企業が顧客を獲得するための方法。ウェブサイトを立ちげていくらSEOに力を入れたからといって、いきなり効果が表れるわけではないし、かといって使える広告費用もスタートアップ企業だと限りがあります。結局見込み顧客リストを作り、片っ端から電話をかけたりメールを送って顧客になってくれそうな企業にアプローチ。
ところが、知名度もない社員数人のスタートアップ企業の顧客に自らすすんでなってくれるような企業なんてそうそういません。ということで、知り合いや友達のいる企業、以前の取引先だった企業に顧客になってくれるようお願いすることになります。
ところが、ここで予想外のことが起きます。私の方で一方的にあの会社は顧客になってくれるだろうと思っていた企業が顧客になってくれなかったり、その反対に想像もしていなかった企業が顧客になってくれたり。
重要なことは、名刺を交換しただけの関係の薄かった企業や、残念ながら仕事をもらうことができなかった企業であっても、ひるまず魂を込めた挨拶状を送ることでしょうか。「最後でコンペに負けてしまったからこの会社にはアプローチしても無駄かな」と諦めてしまっては何も起こらないわけです。意外な企業から連絡がきて、大きな仕事に結びつくことがあります。
起業したら、「会社をはじめたら必ず連絡してください」と言ってくれた企業の担当者にメールを送って返信がなくても、そんなことで落ち込んでいる暇はないわけです。それくらいはむしろ当たり前のことで、そんなことをいつまでもクヨクヨ考えているよりは、まだ出会っていない未知の顧客に出会うための方法に頭と時間を使うべきなわけです。
遅ればせながら、3ヶ月経ってやっとそう思えるようになってきました。
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