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SNSが閉鎖するのには理由があるわけで

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ミクシィのユーザー数が1,000万人を超えたという景気の良い話が聞こえてくる裏で、ユーザーを集めることができなかったために、ひっそりと閉鎖するSNSが後を絶たない。当たり前の話だが、すべてのSNSが成功するとは限らないのである。

最近閉鎖したSNSの運営者に、SNSをやめてしまった理由を聞いたところ、SNSの運営に熱意が持てなくなったからだという答えが返ってきた。SNSをスタートした当初は気になってしかたがなかった新規登録ユーザー数も、日記やコミュニティの書き込み件数も、ある時期を境にまったく気にならなくなってしまったのだと言う。

運営する人間がSNSに対して熱意を感じなくなってしまったら、そのSNSはもう終りだ。利用しているユーザーは、運営者が運営するSNSに熱意を感じなくなったことを自然と察知するものらしい。言われてみれば、私にも何となく思い当たる節がある。

思っていたよりユーザーが集まらないために熱意が持てなくなってしまい、最終的には閉鎖に追い込まれてしまう。閉鎖するSNSは、ほとんどこのパターンである。もちろん、運営コストを支払い続けていくことが困難になったために閉鎖するというパターンもあることにはあるが、ほとんどは運営者の心の問題が理由だ。

運営者から、自分のSNSを何とかして成功させたいという熱意が消えてしまったら、その瞬間からそのSNSは死んだも当然である。朝起きたらパソコンの電源を入れて、ユーザーが何人増えたか確認する。そして、日記やコミュニティの更新頻度を確認する。夜も同じだ。パソコンの電源を入れて、ユーザーが何人増えたかを確認してから寝るのが日課になってしまっている。そして、この作業は休日も変わらない。

ユーザーのブログやコミュニティの更新頻度が少なくなったと感じた時は自ら書き込むこともあるが、ほとんどは毎日地道な作業の繰り返しである。ある程度のユーザー数に達してくれば、運営者側が無理に書き込みをする必要はないというのが私の考えなのだが、それでも熱意だけは失ってはいけないと思っている。

パソコンの前で、ユーザーがたくさん登録してくれることを魂をこめて念じるわけです。


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