SNSが組織のコミュニケーションを活性化させる
私の今の仕事は、企業がSNSを導入するための支援です。カッコよく言えば、コンサルティング。実は、私の仕事が最近凄いことになっているんです。というのも、SNSの導入を検討している企業が、急速に増えているからです。とにかく最近、企業からの問い合わせの数が尋常じゃないんです。そのお陰もあって、最近の私は、毎日忙しく都内を飛び回っています。嬉しい悲鳴をあげながら。。。
ところで、SNSと聞くと、すぐにミクシィを連想しませんか?ミクシィのようなポータル型SNS(私はそう定義しています)を立ち上げたいというニーズも、もちろんあります。ところが、最近圧倒的に多いのが、企業がSNSの導入を真剣に検討しているケースです。いわゆるビジネスSNS。このビジネスSNSが、いまブレイク寸前なのです。
そこで、今日から数回にわたって、企業がSNSを導入するパターンをいくつか紹介したいと思います。少しでも、SNSの導入を考えている企業の参考になればいんですけどね。
●SNSを導入してコミュニケーションを活性化する
企業内のコミュニケーション活性化のためのツールとして導入するパターンです。特に、肥大化してしまった組織間の連携にSNSは効果を発揮します。この場合、全社的に導入する必要はなく、ある一部の部門から導入することも可能です。最近、増えているパターンです。
そして、このパターンを少し発展させた面白い例が、「新卒内定者向けSNS」。企業が内定を出した学生の囲い込みに、SNSを導入するケースです。というのも、せっかく内定を出したものの、途中で辞退されてしまうという悩みを抱えている企業が意外に多いんです。企業からしてみれば、せっかく内定を出した学生。途中で辞退されるのだけは、避けたいものです。
そこでSNSの出番。SNSを導入することで、企業側(たとえば先輩社員)と内定者のコミュニケーションが可能になります。実は、企業側の悩みとして、内定を出した学生と、内定を出した後にコミュニケーションを取るための仕組みがないことが、潜在的な悩みとしてあったのです。
SNSは、コミュニケーションするための機能が満載です。内定を出した学生と、簡単にコミュニケーションすることが可能です。特にSNSが効果的なのは、学生がミクシィなどを通してSNSを使い慣れていることです。つまり、学生に歓迎される点が大きいのです。
他にも、大学や専門学校が、在校生とOBのコミュニケーションツールとして導入したり、SNSをコミュニケーション活性化のためのツールとして導入するケースは増える一方です。それだけ、企業にとってコミュニケーションが、重要な経営課題になっているということなんでしょうか。。。