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ラオスについてのBLOG(第3回): 物価とか生活事情はどうなんだろう?

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問題: ラオスと隣国タイではどのくらい物価水準が違うでしょうか?

答え: あまり変わらないかあるいはラオスのほうがやや高い


どうでしょう、ちょっと意外じゃありませんか?


2011年における一人当たりGDP(実質)はラオスの約52,000円に対し、タイは185,000円くらい(100キープ1円、1バーツ2.5円で概算)ということなのでもっと安くないと、という気もしますが、実際に外食したり生活用品などの値段、ホテルの宿泊費などは、おおむね日本(東京)の1/3から1/4程度というイメージです。

これは、特に工業製品の大半を輸入に頼っており、その多くがタイから陸路で入ってくることからタイでの価格より少し高めになるということのようです。


もしかしたら、タイでも1/3よりもっと安いんじゃないの?と思う人もいるかもしれませんが、ちょうど面白いインフォグラフィックスがあったのでご紹介します。

旅行者のための物価指数(トリップアドバイザー 2011.11)

タイ(バンコク)の8650円に対して日本(東京)28,732円、だいたい3倍くらいの差ですね。


ラオス(ヴィエンチャン)ので普通に街の人が利用するような食堂のメニュー
Img_3652
ゼロを二つ取って円と考える(つまり18,000kだと180円)とだいたいそのくらいです。

ホテルの場合は、外国人が泊まるような中級どころ(冷房、朝食つき、シャワーはお湯が出る)で、だいたい一泊2,000円から6,000円程度。
(おそらく外国人向けの価格設定でやや高めだろうと思いますけれど)


とはいえ、実際に地元の人たちが日常的に利用する市場などではおそらくもっと安く野菜や魚が買えるのだと思います。

また、ラオスは、金銭的には豊かではないかもしれませんが、自然の恵みが豊かで、飢えに苦しむということはほとんど無いとのこと。
のんびりした風土はそんなところからも生まれるのかもしれません。


食材はともかく、日用品をはじめとする工業製品はそれなりに高いわけですが、ビエンチャンの人たちは休日にバスや自家用車でメコンを渡ってタイに買い出しに行くそうです。タイのほうが安いし、ショッピングモールなどでレジャーも兼ねて。

ヴィエンチャン市内には、コンビニも数軒出来ていたり雑貨や家電が買えるような商業ビルもありますが、スーパーやモールというイメージのものはまだまだこれからです。

現在、シンガポールやベトナム、中国などの資本が入って最新式のショッピングモールが3つ4つ計画、または建設中なので、数年後にはずいぶん雰囲気も変わりそうです。

例えば2013年にはこんなモールがオープン予定だそうです。
Photo


次回は、そのタイ側の国境の街を訪れたときのことや、文化などについてご紹介したいと思います。

◆ バックナンバー ◆

第一回 ラオスってどこですか?(2012.1.18)

ラオスについてのBLOG(第2回):ラオスでの食べ物いろいろ

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