ラオスってどこですか?
一昨年の秋に初めてラオス(ラオス人民民主共和国)を訪れる機会がありました。
ラオスというと日本ではあまり馴染みがなく、ラオスに行ったという話をすると、
かなりの確率で、
ラオスってどこ?
ラオスって国だっけ?
ああ、中東の国ですよね?
どこだかわかんない。
少し知っている人でも、
えー、社会主義なんでしょ。
最貧国というじゃないですか。
という反応がほどんどです。
ラオス観光局の日本語ホームページ にはこう書かれています。
”ラオスってどんな国?
アンコールワットのように壮大な遺跡があるわけでなし。エメラルドグリーンの海が広がっているわけでもなし。タイのトムヤンクンのような名の知れた料理があるわけでもない。・・・”
確かにそう。
しかし、言葉で説明しにくいのですが、なにかととても心惹かれるものがあり、どうしてもこの国と何か関わっていきたいと強く感じさせられたのです。
一度ラオスに行った旅人は必ず再びラオスに帰ってくる」と言われているように、実際半年後の昨年夏に再び訪れることができました。
僕も初めて行くまでは、あまり豊かではない社会主義の堅苦しくて、ある意味少し怖いイメージを抱いていた面もあるのですが、実際の印象は、かなりというか全く違うものでした。
とてもキレイな(近代的でピカピカというわけではありませんが、清潔感のある)街並み、訪問した小中学校で出会った子供たちの笑顔、ここ数年で急速に増えたという車の波(かなりの割合で新車です)、街ゆく人々の表情、外国人が深夜に出歩いてもあまり心配のない治安の良さ、「これからどんどんいろんなことがよくなっていくぞ」とみんなが感じている、それでいてゆったりとした活気。
ラオスと日本のために、何ができるか?
日本とラオスをつないで何かビジネスができないか?
そんなことを考えています。
このブログでもこれから少しずつラオスについて書いていきたいと思います。
まずは、「ラオスってどこ?」から。
ラオス(Lao People's Democratic Republic)は、東南アジア、インドシナ半島の中央に位置しています。
地図だとココ。
中国、ベトナム、カンボジア、タイ、ミャンマーと国境を接する内陸国です。
タイとはメコン川を境にして接しており、歴史的にも民族的にもかなり近い存在で、公用語のラーオ語はタイ語とよく似ており、また経済的なつながりもかなり強いそうです。
・ラオスの概要
人口は約630万人(2009)
広さは、おおよそ日本の本州と同じくらい
首都はヴィエンチャン
ヴィエンチャンの人口は約70万人
1975年にラオス人民革命党の一党独裁による社会主義体制が成立しているが、1986年から新経済政策として自由化が進められ、国内でも対外的にもかなり解放されてきている
1997年にはASEANに加盟、最近の経済成長率は年率7%前後
通貨はキープ(kip)、だいたい100キープが1円くらい
宗教的には60%が仏教(上座部仏教)
日本からは、バンコク(タイ)かハノイ(ベトナム)経由でおよそ7-8時間(トランジット除く)
日本国籍で15日以内であればビザは不要
次回は、ラオスでの食べ物についてご紹介していきます。