ワインと食の楽しさを知る 北京ダックとのマリアージュ
自由に楽しむ達人は、型にしばられず、基本を理解しつつ新しいアイデアを加え、本質を突く。友人が結婚二周年の前祝にと、中国飯店@パレスホテルに我々夫婦を招待してくれた。こちらから北京ダックなど中華と希望を告げると、予想の及ばないマリアージュでたのしませていただいた。
まず、1986 Pol Roger Brut Reserve 琥珀色に熟成した弱発泡のシャンパン・・エキゾチックな味わいすばらしい
そして 2005 Chateau de Rayne Vigneau, Sauternes, France なんとスイートな白ワインが登場
最後に 1995 RIDGE Sunta Cruz Mountain Cabernet Sauvignon オーソドックスなgreatワイン。パリでのフランスとカリフォルニアのワイン勝負は有名だが、30年後の再戦で勝利したのがRIDGE。
北京ダック専任の方がつくってくれた、決定的な北京ダック。圧倒的で、妻曰く「これで当分は食べずとも満足」。
これと、三種のワインを同時というか代わる代わる楽しみました。
ホストの人柄と心のゆとり、豊かさが、テーブルに溢れたという印象。
ともすると、ワインの話やうんちくに終始したり、楽しくないなぁという集まりは小生も何度かあった。何が目的で何が手段か本末転倒というか、もっと自由にエンジョイすればいいのに。
この日は、縛られずクリエイティブな選択と、ここまで準備していただいたという感激、話の面白さで、幸せ100倍でした。日頃のワインや食の楽しみ方も、知識の泉のホストから沢山学ぶことができました。少しづつ試してみたいと思います。
そう言えば、日本文化について京都の弘道館で教わったことを思い出す。お茶は今ではあれこれと作法等が言われるが、本来は自由であり、楽しみ方もクリエイティブだとか。
このディナーで教わったことも、いわゆるよく知られた作法ややり方とは異なるものが多い(それゆえ具体的には今回は記さず悪しからず)。二つの文化体験に通じる学びでした。小さなイノベーションで人生と文化を豊かに。