ファクトリエの山田社長 多摩大学MBAゲスト講演は沸点に!
ライフスタイルアクセント株式会社の山田敏夫社長 (ファクトリエ代表)にゲスト講師をお願いし、小生が受け持つ多摩大学MBA「実践アントレプレナーシップ」に登場いただいた。
「沸点を越える」 大切なのは、沸点に達し、パッションがほとばしる! これですよ、これ。
今期の受講者はちょっとおとなしいな、という印象。ゲスト講師の希望も、他にいくつかあったが、直観でファクトリエを日本発の世界ブランドへと挑む山田さんがひらめいたのでした。
受講者Aさん「Factelier代表山田社長よりのお話は大変刺激的で、思わず引き込まれてしまいました。「日本の工場(ファクトリー)から、世界一流ブランドを作る」との信念がお話のなかから十分伝わりました。お話をお聞きするまでは「Factelierは高い!」というイメージを持っていましたが、価値ある商品であることが納得いきます。」
受講者Bさん「帰宅後、家族にスゴイ起業家から貴重な講義を受けたことを興奮気味に話し、楽しいお酒を飲んだ。
「沸点」を超える時を山田さんは「感情の爆発」と表現されていた。これは、絶対に曖昧ではない。その時は、起業すべきかどうか、迷うこともない。絶対的な基準を得られた。「沸点」を超えられるかという挑戦だと思う。これから、たくさんのアイデアを磨き、セレンディピティを鍛えたい。」
受講者Cさん「今回、ファクトリエ社長のお話を聞かせていただき、自分のやりたいことを既にやられていると感じました。
①こだわりを持った商品→質重視
②工場(生産者)大切にしている
③実際に自分で見て、触って、感じている→信頼
④利益だけでなく夢、野望、信念
まず、やりたいことを強い意志でぶれることなく進んできた方なのだと感じ、その勇気と感覚、挑戦、に驚かされました。何よりも楽しんでやられていること、が最強なのだと、感じさせられました。」
山田さんの講義からは、ビジネスとしてのファクトリエだけでなく、人間としての「山田敏夫」がビンビン感じられた。事業は人なり。もちろんビジネスモデルの議論も大切だが、まず人ありき。それがなくちゃ始まらない。小生はよく起業家の成功の条件として「生命エネルギー」をあげるが、波動を発する山田さんというリーダーを目の当たりにし、感じない人がいるだろうか、いやいない。
会いたいと思った人にどうやって会うかのエピソード(山田さんは、えっと驚くような人に何人も会って応援団になってもらっている)は、質問も多く出た。やはり懸命に行動することだ。それも徹底的に。
うわべだけで無知のままだと、素通りしかねないが、多少なりとも知ることでファクトリエを買ってみたいと思う人は多いだろう。これもブランドの立ち上がりの面白さだ。
もちろん、まだまだ前途はいろいろあるし、一部ピボット(転換)する可能性もある。チャレンジも待っている。しかし、もう一つ学べるのは、パッションと共に世界観だ。山田イズムとも言うべき独特の世界観が、このスタートアップを特別なものにしている。
スタートアップを、新事業を志す方は、小さく、よくある話にとどまらず、なぜそれをしたいのか、自分の心に問いかけ、遠慮なく自分の世界観をぶつけて欲しい。そうすれば沸点も越えやすくなる。
山田社長、感謝です!