G1 グローバル カンファレンス 2013 ： 女性の活用セッションほか

先々月にグロービスで開催されたG1 Global Conferenceなる英語onlyのカンファレンスに出席した。多様な分野の話がされ、また文字通りグローバルな登壇者・参加者による議論に、大いにアイデアをもらい、刺激された。

セッションの動画6本がアップされているほか、次のような記事・ブログにいくつかのセッションが紹介されている。

・「3回目のG1グローバル～100％英語のカンファレンスが更にパワーアップ！」グロービス代表　堀義人ブログ
・渋澤健のナナメな視点「G1 Global」
・Japan Times "Improved economic signs support consumption tax hike: Hayashi"

これらに記されていないもので、女性の活用が乏しい問題についてのセッション
Breakout Panel Session I ＜C ＞
「Gender and Economic Growth in Japan」
Georges Desvaux, Managing Partner, McKinsey Japan
Kathy Matsui, Managing Director, Chief Japan Equity Strategist, Global Investment Research, Goldman Sachs Japan Co., Ltd.
Akira Tsuchiya, Executive Director, Head of Japan, World Economic Forum
Etsuko Okajima (Special Contributor) Chief Executive Officer, ProNova Inc.
Leader, G1 Summit“ Diversity” Initiative
Hiroko Kuniya (Moderator), Anchor, NHK-TV (Japan Broadcasting Corporation)
について、少しばかり記す。

世界経済フォーラムのレポートが指摘するように、女性の職場での存在は他国と比べて極めて低い。管理職以上となると、さらに厳しい。これについて、どうすればよいか、様々な視点から議論がされた。

経済同友会など、女性の活用については総論では同意しているが、各論では後ろ向きな面がみられる。例えば、かつては上場企業の女性比率は情報開示が求められたが、廃止されてしまった。この復活について、日本の大企業は嫌がっている。

なお、G1 Summit“ Diversity” Initiativeは、企業が女性をもっと活用できるように啓蒙や教育を行っている。

Kuniya-san

Tsuchiya-san, Matsui-san

Okajima-san

岡島さんの指摘・・・いま職場にいる女性社員の現状と問題について・・・すごく若い時はAccessories=お飾り、ベテランになると中身はオヤジと似たようなもの、で、その間が困ってしまうという図

なお、小生は「明日をつくる女性起業家」なる連載をしていることもあり、本セッションに参加しました。

最終セッションは、BBC World NewsのNik Gowing氏がモデレーターを務め、すごい進行をしてくれた。日本人ではなかなかこうはいかない。

2012 Edelman Trust Barometerによると、日本のTrust=信用は政治家、経営者など地に落ちているとか・・・危機感を持たざるを得ません。

エスタブリッシュメントからベンチャー（後方のAngry Bird赤パーカー）まで、多彩な面々が顔を合わせた。

通常は触れないテーマについても、一線級の議論が聞け、視野が広がり視点がリフレッシュされたという参加者の声も。
こういう機会は、直接いまのビジネスにつながらなくても、人の成長に有益だ。

Twitterハッシュタグは #g1global