日本ベンチャー学会全国大会に参加/ウイングルの話も
日本ベンチャー学会 第15回全国大会「起業家社会の実現に向けて:アントレプレナーシップ教育の可能性」の二日目に参加した。11月11日(日)10:00~16:00武蔵大学江古田キャンパスにて。
まだこれからやることや課題は山積み、と同時に、やる意義は大きいし、懸命に取り組む人々の志を感じる大会だった。
◇11月11日(日)
総合司会 江上 節子 日本ベンチャー学会実行委員(武蔵大学教授)
10:00~12:00 分科会(研究報告、起業家教育:ケーススタディ、研究部会報告)
13:00~15:30 統一論題Ⅱ「起業家教育は何を教え、起業家教育から何を学ぶのか」
13:00~14:30 パネルディスカッション「起業家教育と実践」
14:30~15:30 起業家教育の「これまで」と「これから」
露木 恵美子(中央大学大学院教授)
鹿住 倫世(専修大学教授)
新藤 晴臣(大阪市立大学大学院准教授)
五十嵐 伸吾(九州大学准教授)
司会: 田路 則子(法政大学教授)
15:30~16:00 閉会挨拶 金井 一賴 日本ベンチャー学会会長(大阪商業大学教授)
分科会は「起業家教育」に参加。
田路則子教授@法政大の大学国際調査で日本の学生は、起業するなら48%が単独創業を志向ということで、他国よりずいぶん独り好きな傾向あり。実感として、それはあるが、それゆえに上手くいかないベンチャーも数多い・・・これは課題だ。
石巻専修大の山崎教授は、ゼミ生に、仮設住宅が数多い現実に対して、問題解決に取り組ませた。それまでイマひとつだったのが、震災で問題あると機会、ヤル気が向上。ただボランティアするだけではとりあえずやってみて小さなことを重ねるとなるが、こちらはフレームワークあり、やるべきこと、そうでないことを考えたり、違いはあるそうだ。教室にとどまるより、アクション-based learningの意義ありということろだ。
九州大学 五十嵐教授 まいどどうもです
九州大の起業家教育プログラム 発展途上
パネルディスカッション「起業家教育と実践」
パネリスト: 仮屋薗 聡一((株)グロービス・キャピタル・パートナーズ マネージング・パートナー)
グエン・ティ・ タム(ハノイ貿易大学上級講師)
塚崎 秀雄(ウィルヴィ-(株)代表取締役社長)
吉川 友貞(大幸薬品(株)常務取締役)
コーディネータ:高橋 徳行 日本ベンチャー学会実行委員長(武蔵大学教授)
現場の空気がつたわる内容でした。意外と若い起業家や予備軍にためになる話だったと思う。
起業家教育の意味と、あまりMBA的に小難しくするな、とか。
ケースが役に立つ、思わぬ選択肢への気づきなど。
吉川さんの、人間力だ、知識・かっこいいじゃダメ、難しいこと言うな、との指摘は正しい。Give&Takeと言うな、Give and giveだ、など老舗ベンチャーとネットベンチャーの両方を知るがゆえの含蓄ある言葉。
終わりの、学会会長の話で出てきたのが、“EOY 2011 Japan”チャレンジング・スピリット部門ファイナリストの株式会社ウイングル 。なんと3日前=木曜のアライアンスフォーラムで久しぶりに再会したばかりだったのです。
(障がい者就労支援事業を全国展開。業界最多の事業所数と就労実績を持つ。2011年発達障がい児向けの教育事業を開始。幼児期の療育、学齢期の学習支援から成人の就労支援までのワンストップサービスを提供。)よい未来をつくるgreat entrepreneur。市川大樹さん…SONYの若手OBの集いで数年前にお会いしました。
市川大樹さんがお勧めしてたのが、この車いすベンチャーWHILL
SFじゃないけど、スゴイです。ベンチャー最高!