「ITで日本を元気に!」311宮城・福島にて(3) 進まない復旧
「ITで日本を元気に!」チームで3.11に宮城・福島に足を運んだ。初回の「石巻」、二回目の「集まり・供養」に続き、三回目は、宮城の若林、東松島、山元町での被災・復旧状況を。
311の被災からしばらくは復旧、そしていまは復興という言葉が使われているが、復旧すら進んでいないところがいくつもあるのだ。
仙台市若林区…「航空写真集 みやぎの海辺 思い出の風景」河北新報の被災前後の写真…左の津波以前と比べて右は何もなくなっている様がはっきりと分かります。
若林区…全て流され土台だけが残り。ガレキはどかされたが、この地をどう使うか、それはこれから。
東松島です。若林区とは違い、かたづいてません。
石巻や若林などでは、ざっとですが何もない状態に整えられています。しかし、倒れそうな家屋がそのままになり、家の中も散乱し、周囲に様々なものが散らばっているままの地域もあります。
山元町です。船がいくつも転がってます。
倒れそうな家があちこちに見られます。最近になってようやく家屋の中のものを洗ったりしているという話もあり。一部に重機もみられましたが、他の地域のように整理されるには時間がかかるでしょう。
クルマで各所をまわると、自治体の境を越えると光景が変わることがあります。方針の違いもあるかもしれませんが、このように復旧していないところがまだまだあります。
もちろん、これらの地域でも作業はされていますが、スピードには差があります。家に「取り壊し禁止」と書いたものもあり、手が出しにくいものもあるのでしょう。しかし、これでは何もできません。使えない土地が広大にある…これを何とかしないと「復興」にはたどり着けません。
一年経っての現実にうなってしまいました。