ad:tech tokyo 2011 (6) 初日 ソーシャルメディア
adtech tokyo 2011 の「ソーシャルメディア」なる3セッションのうち2つ=ソーシャルCRMとは何か?、ソーシャルメディアの本質は?、について。
■ソーシャルCRMとは何か? 〜ソーシャルメディア時代におけるユーザーとエンゲージメント〜
10月27日 4:00pm - 4:50pm
Panelists
Noah Horton, Involver, Inc, CTO & Founder
Mikko Kotila, Statsit, Founder & Chief
Vikas Jain, Head of Business Development and Evangelist at Wildfire Interactive, Inc.
塚本 良江 NTTコミュニケーションズ株式会社 アプリケーション&コンテンツサービス部 マーケティングソリューション部門 部門長
Moderator
石黒不二代 ネットイヤーグループ株式会社 代表取締役社長 兼 CEO
ちなみにVikas Jainとは米国で知り合っており、この晩にみんなといっしょに夕食に出かけた(ベジタリアンゆえちょっと大変だったか)。ナイスガイで、彼が入社した時30人だったWildfireがあっと言う間に200人になって大忙しなことろを楽しんでいるようだ。なお、adtech前に開催のセミナー(セプテーニ主催)もすぐ満員売切れになったとか。
Statsitの Mikko Kotilaは、パネルでは計測によりソーシャルメディアはマネージできるといった内容だったが、ツイッター@mikkokotilaが面白かった。
「@raypoynter LOL, semantic web, who is still talking about it? Did it,
forgot it, now hashtags, etc. doing the same thing. RDF is sooo dead」
「I can't believe how badly re-targeting and the whole #DSP hype currently
delivers ow.ly/i/k0Cs (been in tokyo a week) #advertising」
「Instead of cherry-picked success stories, how about sharing some category success rate averages? #facebook #adtechtokyo」
小生もそう思います。
NTTコミュニケーションズ塚本氏
・評判を調べるには、2ちゃん、価格.com、教えてgoo等
・購入後の感想を書き込むのは、Twitter、Facebook、mixi、ブログ
参考記事「今やソーシャルメディアを使わないことが企業のリスクになる」
Microsoftは世界でアクティブサポートを実施。Answersチームとソーシャルチームで400人の体制。傾聴プラットフォームもつくっている(立派に柱に育ってますね…他社にもゆっくり広がるかも)。
本荘コメント:
ソーシャルCRMってなんだ、どんな意味だ?と思う方も多いだろう。その点は、かなりふわふわしている。
だが、そういう定義や整理学に注力するよりも、前へ前へと進むこと、本質を見極めることが大切だ。イノベーションは不確実性を持つのだ。
■ソーシャルメディアの本質は?2011〜マーケティング活用における成功と失敗〜
10月27日 5:00pm - 5:50pm
Panelists
新田剛史 株式会社ミクシィ メディアビジネス本部 ビジネス推進2部部長 株式会社バスキュール号 取締役
坂井 康文 サントリーホールディングス株式会社 広報部 Eコミュニケーショングループ 課長
佐藤 俊介 株式会社エスワンオー 代表取締役社長 兼 最高経営責任者
SATISFACTION GUARANTEED PTE LTD CEO & Founder
Moderator
中村 壮秀 アライドアーキテクツ株式会社 代表取締役
サントリー坂井さん:
お客様がいるのであればそこに出かけて行ってお話に参加する。
アクティブサポートは時期尚早(そのうちやらねばと思うが)…関連部門の連携が必要。今はまだ過渡期。
ソーシャルメディアを通じて組織が溶けていっている(壁を超えたつながり)感じがある。組織の壁がというより、お客様と企業の壁。企業としてのサントリーとお客様がでなく、お客様お一人とサントリーの個々の社員とがつながっている。
SATISFACTION GUARANTEED佐藤さん:
Facebookページのファン62万人を直接お金にしようとするとメルマガ送るのと同じになってしまう。ファンを直接お金にするよりも、取引先や既存メディアから声がかかるメリットの方が大きい。ファン62万人の先に繋げること。
ソーシャルで注目されると、既存のメディアに取り上げられる。既存メディアのパワーのほうが強い。ソーシャルメディアはそこに載るためのツールの一つ。
@sakamotoichibi 大熊一美さんツイート
「ぶっちゃけ感とかベンチャーパワーがある、クリエイティブなのか泥臭いのか、混在しているセッションwなんかいいっすよ。さとうさん #adtechtokyo」
本荘コメント:
思い思いに闊達な意見で、面白いセッションでした。いずれも実践にもとづいた実感あふれるトーク。超満員のaudienceに刺激をいっぱいくれました。
佐藤さん・・ブランドの下克上を志し、世界市場を狙う。
坂井さん・・ソーシャルメディアに普及で、飲み会に行くことが増えてませんか?
小生が海外への取り組みを質問すると、佐藤さんが坂井さんに、既に先行しているSGと組みましょうよと坂井さんに投げかけをする場面も。
どんどん走った方がいいということが、大企業とベンチャーの両方で示されたかと。
中村さん、難しいセッションをよい形にしていただきどうもでした。