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ケンブリッジ語録#12 ロジカルさとは「なぜならば」である

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「論理的思考力」はビジネスパーソンにとって必要不可欠なものと捉えられている。ロジカルシンキングとか論理的思考力など、キーワードはしょっちゅう耳にするだろう。

しかし、

ロジカルであるとどんなメリットがあるのか?
・論理的でないと何が困るのか?
・そもそも、どういう状態をロジカルと言うのか?
・と言うか、ロジカルさとは一体何か?

考えた事があるだろうか?考えれば考えるほどよくわからない・・・

語録画像#12.jpg

ケンブリッジにはこんな解釈がある。

「なぜならば」と言える状態こそがロジカルな状態である

コンピューターはロジカルである。それは全ての動きに「なぜならば」があり、
「なんとなく」は存在しないからだ。コンピューターが「なんとなく答えはAになると思います」なんてありえないでしょ?判断の基準がしっかりあり、なぜそうなったのか明らかなのだ。

人間は全く逆で、油断すると全ての動きが「なんとなく」になってしまう。意識して「なぜならば」を探さないといけない。


答えが正しいか、間違っているかは、ロジカルさと関係ない間違っていても一向に構わない。正しさとロジカルさには因果関係はないのである。これは多くの人が混同している。

コンピューターだって間違える。
間違えるけどロジカルに間違える。
ロジカルだからどこで間違えたのか、何が間違いの根幹だったか特定できる。
そこを直せば次から間違えない。

◆「なぜならば」がないとこうなる

人間にも同じことが言える。「なぜならば」がしっかりしてれば、どこで間違えたかわかる。間違いの根幹を指摘できれば、次から間違えなくて済む。

しかし「なんとなく」だとどこで間違えたのかさっぱりわからない。
そうなると"出てきた答えだけを表面的に直すことになる"。
「なぜこの仕事やってないの?」
「なんとなくです」
「この場合は、再優先でこれをやるべきだろう?」
「すみません、今からやります」
という状態になる。当然同じミスを繰り返す。


◆「なぜならば」があるとこうなる。

先ほどと同じシーンを見てみよう。

「なぜこの仕事やってないの?」
「仕事の優先順位を、期限が迫っているもの>重要度の高いもの>その他と考えていて
 照らし合わせると、この仕事は後回しに・・・」
「なるほどね、そうなっちゃったか。優先順位の考え方が甘いね。期限と重要度だけじゃうまく
 優先度をつけられないんだ。例えば"相手がある仕事" "1人でできる仕事"って軸もある。だから・・・」
「そういう考え方ありますね。優先度の考え方しっくりきました。では、このタスクやっちゃいますね」

ロジカルであれば、どこで間違っていたかわかる。だからこそ改善できる。
自分で気付けなくても「なぜならば」があれば外部から指摘することができるが、「なんとなく」と言われてしまうとどうにもできない。


つまり、成長していく上で、ロジカルさは必須条件になるのだ。成長したからロジカルになる。ではない。ロジカルだから成長する。

成長したければロジカルになること。つまり、「なぜならば」を常に考える事が不可欠だ。

コンサルタントKさんのコメント

オフサイトのプレゼンで聞いたこのセリフ。印象に残ってます。
ただ、個人的には「ロジカルだから成長する」の方が好き。

なぜか。自分で考えるようになったから。

この話を聞いてから、自分で結論までの過程を構造化しています。なんとなくと思っても、なぜそう思ったのかを考える。考えてもわからなければ、それを表明して相談する。するのとしないのでは仕事のスピードが変わります。

コンサルタント瀧川さんのコメント

この語録を聞いてから、人の話を聞いて、なぜだろう?と思うことは多くなりました。

自分なりに「なぜならば」を考えるようになって、何ができてないかがわかるようになりました。今の自分のダメな部分が分かるようになった感じです。
仕事が出来るようになった、というよりも、わからない部分が明確になったという方がイメージと近いです。

分かるようになってから、解決策にたどり着くスピードが上がった気がします。「なぜならば」大事ですね。

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