WordCamp Fukuoka 2010
先週末の土曜日に、WordCamp Fukuoka 2010 を開催した。・・・気づけば、また、長い間更新していなかった。WordCamp というのは、オープンソースのWebパブリッシングプラットホーム(ブログツール)であるWordPressの世界各地で開催されているイベントだ。
福岡では全部で20セッション以上、25人くらいのスピーカーに登壇してもらえた。海外から4人のゲストにも駆けつけてもらった。趣旨とは違うが、イベント終了後には、「英語を勉強しなくちゃ!」と思った人が沢山いる。WordPressのコミュニティは、世界的なつながりがあり、コミュニケートしていくには、英語が必要になることもある。
WordPressについて、このブログで書いたのが、2009年4月22日。このときに、初めてWordPressを触っているのだけど、2010年2月には、イベントスタッフをやるっていうのは、なんとも、軽い(笑)。WordPressへ技術的興味を持っている方には本当に、申し訳ないのだけど、僕自身は、技術的興味よりは、WordPressのコミュニティというか、コミュニティを含めた上でのバックボーンの方に非常に関心を持っている。
コミュニティは、「Webパブリッシングプラットホーム」ということで、様々な人(例えば、プログラマとデザイナなど)が交差し、会話できる。そして、世界中にファンがいる。さらには、まさに「ノマド・ワークスタイル」のようなものが、Autmattic社にはありそうだし。とにかく、「モノ」だけでなく、「コト」を作り出していそうな気配を感じるのだ。
イベントも極力「ツール論」に閉じないようにした。テーマは「オープン」と「デザイン」。「ツール論」に閉じるともったいないのだ。WordPressとの対抗馬にあげられるようなMovable Typeのセッションもあったくらいオープン。一緒にスタッフとして参加した「Contact form 7」という世界中で使われているフォームプラグインの作者である三好さんの思いも、同じだったに違いない。「ツール」がメインになるイベントは、「ツール」の内側の世界を扱うことが多いが、今回は外側の世界を扱えたのが、個人的には、成功だと思っている。ツールに関して知りたかった人には、期待を裏切ったかもしれないが、それは、小さな勉強会で得れることもあるので、そっちに参加して欲しい。