WordPressを触っていて感じたこと
WordPressっていうオープンソースのブログツールがある。「オープンソース」を「オープンソースたらしめる」ことが、「ソースが公開されていること」とするならば、WordPressは、スクリプト言語(PHP)で書かれているので、当たり前にオープンソースになってしまう(笑)。
SeasarファウンデーションのサイトもこのWordPressで作っている。縁あって、このWordPressのプラグインを書いたりしているが、いやぁ、PHPに慣れていないせいなのか、WordPressのコードは、いわゆる「きれいなソースコード」っていうヤツではないように見える(多分、僕の目が悪いだけ)。しかし、プラグインの仕組みは、なかなか柔軟で、カスタマイズが容易かつ、楽しい。
このWordPressが、例えば、「セミナー」や、「書籍」、はたまた「デザイナだけどある程度動的なサイトを制作する仕事が可能になる」、「趣味で、自分用の商用ブログを作れる」などなど、その他大きなオープンソースとは比べ物にならないかもしれないが、「市場」や「労働」「雇用」を生み出している。「Re:オープンソースビジネスの誤解はRed Hatから始まった」にも書いたかもしれないが、ソースが公開されていることにあまり大きな意味はない状況などあるが、オープンソースに関わる人々の「オープン魂」がこのような、「市場」や「労働」「雇用」の波を生むのかもしれないと思う。
他にも多くのオープンソースのブログツールや、CMSがあるが、オープンソースで且つ一般消費者に近いアプリケーションというのは、広く使われる。そして、自分に報酬のような形で何かかえってくることを期待するのは、なかなか難しいかもしれないが、大きな力を持つものだなぁ・・・と思ったりした。
写真:Titanas