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橋本正徳の非営利な活動を報告します

VirtualBox と Ubuntu と

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Virtualbox

古くは、Macユーザだったが、プログラマ、システムエンジニアになった頃からは、Windowsばかりを使っていた。しかし去年末、インテルになって、さらになんだか、かっこ良くなった「新MacBook」を購入してからは、また、Macユーザとなった。「にわか」ではあるが「マカー」である。iPhoneまで手に入れてしまって、Appleの思うがままである。

そんな中、Mac上で他のOSを動かす「VirtualBox」というものをインストールしてみた。

VirtualBox (バーチャルボックス)は、x86仮想化ソフトウェア・パッケージで、当初ドイツのソフトウェア会社Innotekにより作成され、現在、サン・マイクロシステムズによりSun xVMの一部として開発されている仮想化のプラットフォームである。これは、既存のホスト・オペレーティング・システム上にインストールされ、このアプリケーションの中で、追加のオペレーティング・システム(それぞれゲストOSとして知られる)を載せて実行することができる。例えば、Microsoft Windows XPがホストOS として動作している単一仮想マシン上で、Linuxをゲストとすることができる。あるいは、OpenSolarisが実行されているマシン上で、Windows VistaをゲストOSとして実行することが出来る。

VirtualBox -Wikipedia』より

「VirtualBox」は、2007年にオープンソース版として、商用と個人的な使用のためにリリースされている。こんな素晴らしいソフトが、無料で使えるということは、とてもありがたい。今は、IBMが買収すると噂のサンマイクロシステムズが、開発しているようである。

当アプリケーションは、最初にプロプライエタリ・ソフトウェア・ライセンスで提供され、製品VirtualBoxのある版は、個人的あるいは評価の使用に対してのみ無料であり、「VirtulBox Personal Use and Evaluation Licence (PUEL)」が適用された。2007年1月、数年の開発の後、VirtualBox OSE(Open Source Edition - オープンソース版)がフリーソフトウェアとして、商用と個人的な使用のためにリリースされ、GNU General Public License (GPL), version 2が適用された。 VirtualBoxの元々の開発会社innotekはまた、Connectixの製品で後にマイクロソフトにより買収された製品に対して、OS/2とLinuxの仮想化のサポートの開発や、OS/2への移植にも貢献した。特に、innotekはMicrosoft Virtual PCとMicrosoft Virtual Serverの両方に含まれる「付加」コードを開発し、これはホスト・ゲスト間の相互作用を大いに進歩させた。OS/2は拡張されたリングプロテクションが複雑であり、仮想化で実行するのは困難だった。 サンマイクロシステムズは2008年2月にInnotekを買収した。

VirtualBox -Wikipedia』より

さらに、VirtualBox上にインストールしたのは、同じくオープンソースの「Ubuntu」。Debian GNU/Linuxから派生したOSだ。このような(開発時間がかかるという意味で)パワフルな成果物が、オープンソースとして流通し、普及している。さらに、その成果物を活かして、ビジネスをしている人もいる。僕なんかもそうだ。結構な量のオープンソースプロダクトを使わせていただいている。普通に生活する上では、見ることもできない部分で、かなりの量の「オープンソース」が動いている。これは、いったい何なのか?オープンソースを「テクノロジ」として語る一方、「社会」としてのこの現象を語ってもいいくらいの出来事だと思う。また、「オープンソース」を使ってビジネスしている方が、「オープンソースを作る側」のことに興味がないことがあることがあるが、この「差」はどうして出来るのか?なども、「オープンソースという社会現象」の考えを深める材料になるだろう。

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