新語・流行語とミリオンセラーと、平成生まれ。
新語・流行語大賞が発表になりましたね。ちょうど、平成に入ってからの新語・流行語をまとめ、時代の移り変わりを感じていたところでした。今日は、平成に入ってからの新語・流行語の一部と、ヒット曲についてまとめた情報をご紹介することで、「平成生まれの社員の育成」について考えてみたいと思います。
そもそも新語・流行語とは?
この賞は、1年の間に発生したさまざまな「ことば」のなかで、軽妙に世相を衝いた表現とニュアンスをもって、広く大衆の目・口・耳をにぎわせた新語・流行語を選ぶとともに、その「ことば」に深くかかわった人物・団体を毎年顕彰するもの。
1984年に創始。毎年12月上旬に発表。『現代用語の基礎知識』読者審査員のアンケートから、上位語がノミネート語として選出され、そこから審査委員会によってトップテン語、年間大賞語が選ばれる。
審査委員会は、姜尚中(東大教授)、俵万智(歌人)、鳥越俊太郎(ジャーナリスト)、室井滋(女優・エッセイスト)、やくみつる(漫画家)、箭内道彦(クリエイティブ・ディレクター)、清水均(『現代用語の基礎知識』編集長)で構成される。
「現代用語の基礎知識」の自由国民社と、生涯学習のユーキャンさんのコラボレート企画ですが、もうすぐ30年という、歴史ある賞になっています。選ばれた言葉は、なるほど、その時代を象徴するキーワードと言えるでしょう。
そして、その時代を違った角度から映し出してくれるのが、流行曲。音楽です。曲を聴くと、その時に自分がいた場所、光景を思い出す人も多いのではないでしょうか?
今回は、新語・流行語と、ミリオンセラーシングルの中で、最も販売枚数の多かった曲を一覧にしました。(新語・流行語は、大賞とその時代を反映していると感じたものを抜粋。ミリオンセラーは、CD売上のみ。ダウンロードされた曲は除外)
新語・流行語と、ミリオンセラーシングル一覧(1989年~2011年)
年 |
新語・流行語 |
ミリオンセラーシングル(その年のトップ/売上枚数・万枚) |
1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 |
セクハラ/オバタリアン/DODA ファジイ/ちびまる子ちゃん/アッシー ・・・じゃあ~りませんか/若貴 きんさん・ぎんさん/冬彦さん Jリーグ/規制緩和/清貧 すったもんだがありました 無党派/NOMO/頑張ろうKOBE |
Diamonds(プリンセス・プリンセス) 109.6 愛は勝つ(Kan)201.2 SAY YES(CHAGE&ASKA)282.2 君がいるだけで/愛してる(米米CLUB)289.5 YAH YAH YAH/夢の番人(CHAGE&ASKA)241.8 Tomorrow Never Knows(MR.CHILDREN)276.6 LOVE LOVE LOVE/嵐が来る(Dreams Come True)248.8 |
1996 1997 1998 1999 2000 2001 |
自分で自分をほめたい/友愛 失楽園(する)/たまごっち ハマの大魔神/だっちゅーの 雑草魂/ブッチホン/リベンジ おっはー/IT革命/ジコチュー 米百俵、ワイドショー内閣 |
DEPARTURES(globe)228.8万枚 CAN YOU CEREBRATE?(安室奈美恵)229.6 Automatic/time will tell(宇多田ヒカル)206.2 だんご3兄弟(速水、茂森、ひまわりキッズ、合唱団)291.8 TSUNAMI(サザンオールスターズ)293.6 Can You Keep A Secret?(宇多田ヒカル)148.4 |
2002 2003 2004 |
タマちゃん/W杯/貸しはがし 毒まんじゅう/なんでだろう~ チョー気持ちいい/自己責任 |
independent※3曲A面(浜崎あゆみ)1001.2 世界に1つだけの花(SMAP)258.1 ※ミリオンセラー該当なし |
2005 2006 2007 |
小泉劇場/想定内(外)/クールビズ イナバウアー/品格/格差社会/ミクシィ どげんとせんといかん/(消えた)年金 |
青春アミーゴ(修二と彰)160.7 千の風になって(秋川雅史)123.8 ※ミリオンセラー該当なし |
2008 2009 2010 2011 |
アラフォー/グ~!/埋蔵金 政権交代/こども店長/派遣切り ゲゲゲの/イクメン/AKB48 なでしこジャパン/絆/スマほ |
※ミリオンセラー該当なし ※ミリオンセラー該当なし Beginner(AKB48)103.7 Everyday、カチューシャ(AKB48)158.4 |
※情報参照:http://homepage1.nifty.com/shislabo/million/millionseller.htm
こんな感じになりました。表の区切りは、平成元年生まれの学校教育概当年の大まかな目安です。(1996年~2001年:小学生、2002年~2004年:中学生、2005年~2007年:高校生、2008年~2011年:大学生)
なぜこのような表を作ったか?
新入社員の歓迎イベントのカラオケなどでコミュニケーションを取りやすいように・・・というのは冗談で、新入社員を含めた若手社員がどのような環境で、どのような影響を受けてきたかを知りたいと思ったからです。
小学生時代に(掲載されていませんが)モーニング娘。そして、宇多田ヒカルさん、安室奈美恵さん。中学生時代に浜崎あゆみさんですからね。ピンクレディー以降、松田聖子さんや中森明菜さん、小泉今日子さんに中山美穂さんで育ったアラフォー世代とはまた違った感性だと思います。
また、ミリオンセラー該当なしと表記しましたが、それは、ダウンロードになったなど、ITツールが驚くべき速さで進化したからです。彼ら・彼女らの学生時代の消費行動やコミュニケーションは、私たちが経験したものとはまた違ったものであったことでしょう。
これからの時代をつくっていくために
震災からの復興、加速するグローバル化への対応など、これからの時代、既に組織にいる人もそうでない人も、新しい視点で新しい価値を生み出していくことが求められています。そのような時代に、自分達とは違った経験をしている彼ら・彼女らに教えなければならないこともあるでしょうが、彼ら・彼女らから引き出し活かすことも多いように思います。
来週は、彼らの上司・先輩世代について、情報共有したいと思います。
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