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輸入食料品の成分表示から、英語と米国人の食生活を学ぶ

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昨年のクリスマスからお正月にかけて安売りで買い貯めした輸入食材点の「お菓子」や「おつまみ」の山がやっと片付いた。「食べ過ぎはいけない」と思って成分表示表を見ていて気がついたことを少々。。下の写真は、あるピーナッツ缶の成分表示である。

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この栄養成分表Nutrition Facts)を見ると、カロリー(Calories)、ビタミン(Vitamin)、カルシウム(Calcium)など、カタカナ英語としてそのまま日本語になっており、読めば発音から容易に想像がつく単語を見つけることができる。

次に、断片的な知識や語源から意味を想像できそうな単語が、炭水化物(Carbohydrate)、脂肪(Fat)、たんぱく質(Protein)、食物繊維(Dietary Fiber)などである。カーボン=炭素、Fat=太る=脂肪、プロテイン=ボディビルダーが摂取している粉、ファイバー=繊維、といった知識から想像を働かせ、日本語での成分表示に書かれているものと照らし合わせると、予想がつくものである。

最後に難解な単語が、ナトリウム(Sodium)、カリウム(Potassium)、飽和脂肪酸(Saturated Fat)、トランス脂肪酸(Trans Fat)など化学用語そのものであり、しかも、読み方とカタカナ用語がかけ離れているために結びつかない単語である。これらについては、一度、自分で辞書でも調べないと、なかなか記憶できないものだ。

学生の頃、英語の授業では、「こんな単語、専門用語だから滅多に使わないし覚えなくてもいいだろう」と思っていた人が大多数だと思うが、実はこのように生活に密着した形で出てくることに気付かされる。また、このような化学用語が普通に栄養成分表として表示されていることから、米国人の栄養素に対する関心の高さなども文化的な特徴として伺い知ることができる。

さらに、米国の栄養成分表で注目するべきポイントは、すべての成分表示が一人分の1回の消費量(serving size)で表わされているということである。このserving sizeとは、一度に消費する分量の平均を基にして定められた単位であり、写真の例では、ピーナッツ28グラム(約40粒)についてということになる。実際には、USDA(日本で言う農林水産省のような部署)の調査によって、食品の種類ごとにおおよその量が決められているようだ。日本のように「100グラムあたり」という表記だけでなく、生活に密着して判断できるようになっているのがミソだ。

また、「% Daily Value」という表示は、1日分のカロリー(約2000カロリー)に対して、何%ぐらいを占めるかという表記である。結局、この栄養成分表を見るだけで、「このピーナッツは、40粒食べれば1日の脂肪分の18%にもなる。今回のツマミ食いは、せめて1日分の約1割くらいの脂肪摂取量くらいにおさめるとすると……25粒くらいで我慢しておこう。1回1掴みで5個として、5掴みか。。逆に40掴みくらい食べちゃうと、1日の脂肪分の摂取量に到達していまうのか。」ということが自覚できる。ダイエットやサプリメントに敏感な米国人の生活習慣が反映したある種の「見える化」なのだと感じられる。

ここまで細かい表記を行っているのは米国の輸入品だけで、欧州からの輸入品はここまでは細かくはなかったなあ。米国製の食料品もいいとこあるのね。

これからはピーナツの粒数をきちんと数えて摘むことにしよう。

 

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