アプリ開発からプレゼン力まで。kintoneで磨くビジネススキル―「Re.co.」×「サイボウズ」の就労支援プロジェクト―【後編】

こんにちは。葉月へちまです。
今回のkintone取材記は、多機能型事業所Re.co.(以下、Re.co.)さんへのオンラインインタビューの様子を前編に引き続き、お伝えします!
プロジェクトの詳細は、前編をご参照ください。
(kintoneのサービスについてはこちら)
「Re.co.」×「サイボウズ」
2025年10月から本格的に始まった「【働くを作る】kintoneを武器に働く&仕事を増やす「Re.co.」×「サイボウズ」」は、
- サイボウズ社が提供する資料や講習を活用し、kintoneに関する知識を身に着ける
- サイボウズ社の担当者と習得状況を共有、随時習得に向けたアドバイスをいただ
- kintoneを用いたデータ管理や業務フローの改善
- 習得したスキルを活用し、既存の業務フローに即したアプリを開発
- 利用者自身の気づきから、新しいアプリの開発
といった実際の業務を通じてkintoneの活用スキルを習得し、社会参加や働く機会を広げることを目的としたプロジェクトです。(プロジェクトの詳細はこちらをご参照ください)
後編の今回は、
- 「失敗しても責められない環境」だからこそ、思う存分チャレンジできる―たけさんへのインタビュー―
- AIを相棒にJavaScriptに挑戦。驚きの「ルーレットアプリ」開発―おーつかさんへのインタビュー―
- 「CMで見るあの企業と関われる!」ワクワク感から始まった挑戦―のっちさんへのインタビュー―
- 「自分には難しい」から「もっと学びたい」へ。高め合えるミーティングの存在―田中さんへのインタビュー―
以上4名の利用者さんへのインタビューを通じて、プロジェクトの模様をお伝えします!
「失敗しても責められない環境」だからこそ、思う存分チャレンジできる―たけさんへのインタビュー―

──プロジェクト参加の決め手は?
後藤さんから声を掛けていただいたことをきっかけに、興味を持ちました。テレワークでの就労希望だったので、このプロジェクトを通してスキルを磨き、就職活動に活かせたら良いなと思い、参加を決めました。
──プロジェクトに参加する前からkintoneのことは知っていましたか?
すみません、まったく知らなかったです。プロジェクトに参加してから、CMを見たとき「あ、kintoneだ」と意識するようになりました。
──kintoneの第一印象を教えてください
視覚的にわかりやすいな、というのがkintoneの第一印象です。項目を組み合わせることで簡単にアプリを作成できるので、心理的なハードルも低かったですね。
──kintoneの学習ペースを教えてください
週4日×2時間半ほどのペースで学習しています。以前は家業である農業に従事しており、PCを使用する場面はほとんどありませんでした。私的にWordとExcelに軽く触れる程度のところから、Re.co.で学習をスタートしました。
──kintoneに半年間触れてみて、印象の変化はありましたか?
いえ、依然としてわかりやすいソフトだという印象は変わりません。もっとも、まだ中級程度を練習している段階なので、この先難しいと感じる場面があるかもしれませんが。
自分のペースで課題に取り組み、じっくりと学習を進めています。いずれはプラグインを活用した、本格的なプログラミングにも挑戦してみたいですね。
──プロジェクトに興味のある方に向けて一言お願いします
Re.co.では失敗しても、責められることはありません。まずはやってみる、試してみるということが思う存分できる環境です。kintoneの学習できる環境も少ないと思いますし、興味のある方にはぜひおすすめしたいプロジェクトです。
AIを相棒にJavaScriptに挑戦。驚きの「ルーレットアプリ」開発―おーつかさんへのインタビュー―

──プロジェクト参加の決め手は?
自身の体調・体力的に再就職にチャレンジするときは、テレワークでできる仕事を希望しておりまして。事務の経験はあるのですが、テレワークでの転職活動に必要なスキルがわからなかったので、スキル習得・スキルアップのために参加を決めました。
──kintoneのことは知っていましたか?
kintoneのことは知らなかったのですが、前職でサイボウズ社のソフトを使用したことがあり、社名だけは知っていました。
実際に触ってみて、本当に左から右にドロップするだけ、項目を入れ込むだけで基本的なアプリは作成できるので、とても簡単だなと感じました。前職ではExcel上でVBAや簡易マクロを使って行っていた作業も、kintoneではこんなに簡単にできてしまうのか!と驚きました。
──この半年のプロジェクトで成長したなと思うところはありますか?
最初はkintoneを見ても四角い箱がいっぱいあるな、くらいのぼんやりとした印象だったのですが、今はJavaScriptを使えばkintone上で、こんなことができるんじゃないか、あんなことができるんじゃないかと、より発展的なことを考えられるようになりました。
kintoneは本当に自由度が高いので、沼にハマっているような状態です。そういう意味ではkintoneって恐ろしいです(笑)
──プロジェクト以前にJavaScriptを使用して何か作成されたことはありますか?
いえ、以前はまったく使えなくて。AIに質問しながら作業しました。AI自体、プロジェクトに参加するまではほとんど使用したことがなかったのですが、「こういうことをしてみたいんですけど」と相談したときに、「AIに聞いてみたら?」とアドバイスをいただき、活用するようになりました。
──kintoneでどのようなアプリを作成されたんですか?
ミーティングの司会をランダムで指名できるシステムがあったら面白いかと思いまして、「ルーレットアプリ」を作成しました。私自身のスキルというよりも、こういうものをつくりたいとAIに相談してみて、その条件の出し方がkintoneとうまく噛み合った感じでしょうか。
2つくらいAIを活用して試行錯誤をしてつくったので大変でしたけど楽しかったですし、完成したときは達成感がありました。
──今はどんなことに取り組んでいるんですか?
いまは用語集をつくっています。kintoneにはじめて触れる方も、用語集をみたら自主的に作業を進めていけるような、そういうものがあったら心強いのではないかと思い、製作を進めています。
──おーつかさんはかなりハイレベルなことに取り組まれている印象ですが、kintoneの学習時間を教えてください。
私の場合は、週2、3日で2時間ほどなので週4〜6時間ほどでしょうか。(用語集制作を含む)私はコミュニケーションが少し苦手なので、今回のプロジェクトではkintoneの学習時間だけでなく、週1度ミーティングの時間を用意いただけたのもありがたかったです。
簡潔に話す練習にもなっていますし、参加者の皆さんと世代を超えた交流ができて楽しいです。
──最後に、プロジェクトに興味のある方へ向けて一言お願いします
kintoneを通してPCの基本スキルが身につくことはもちろんですが、先程お伝えした通り、コミュニケーションスキルの向上にも繋がる有意義なプロジェクトだと思います。
もしRe.co.を通じてこのプロジェクトに参加される方がいたら、私もサポートにまわりたいです。「こんな初歩的なことを聞いていいのかな?」と不安にならず、気軽に質問できる環境なので、ぜひ興味のある方はRe.coに見学しに来てください。
「CMで見るあの企業と関われる!」ワクワク感から始まった挑戦―のっちさんへのインタビュー―

──プロジェクト参加の決め手は?
私はテレビっ子なのでkintoneのことはCMでよく目にしており、知っていました。だからプロジェクトのお話を聞いたとき、「コマーシャルでよくみる大きな企業と関われるんだ? 面白そう!」と思い、参加を決めました。
──実際にkintoneに触れてみていかがでしたか?
文系なので、プログラミングはまったくできなかったのですが、「勤怠アプリ」を作成する課題に取り組んでみて、簡単なパズルみたいに直感で作成できることに感動しました。参加できていない時期もありますが、楽しみながら少しずつ学習を進めています。
──kintoneのアプリを作成するなかで印象に残っていることはありますか?
おすすめのグルメランキングをつくったのが印象に残っています。私は食べることが好きなので、興味のあることをテーマに課題に取り組めたことが嬉しかったです。
ただ私はExcelにほとんど触れたことがなくて。kintoneはノーコードでアプリを作成できますが、先の学習を進められている方のお話を聞くと、Excelの知識があればもっとできることも広がるんだろうなと感じています。今後のためにもkintoneと並行してExcelの勉強も進めていきたいですね。
──プロジェクトに興味のある方へ向けて一言お願いします
kintoneの魅力のひとつに自由度が高いところがあります。プロジェクトの参加者の中には高度なプログラミングを組んでいる方もいますし、そういう方の事例だけをみると「難しそう」と感じてしまう方もいるかもしれません。
しかしこちらのプロジェクトでは他の参加者と比較されることなく、自分のペースで学ぶことができます。いつか自分のつくったアプリがこれから誰かの役に立つかもしれない、そう思うとワクワクしませんか。
私のように楽しみながらスキルを磨きたい方、kintoneを入口としてプログラミングを学んでみたい方にもおすすめのプロジェクトです。
「自分には難しい」から「もっと学びたい」へ。高め合えるミーティングの存在―田中さんへのインタビュー―

──プロジェクト参加のきっかけは?
Re.co.に入って1,2ヶ月の頃、「kintoneでアプリをつくってみよう」という単発のイベントがあり、そちらに参加したことがきっかけです。もともとパソコンにほとんど触れたことがありませんでしたが、アプリが簡単につくれるということで興味を惹かれました
──kintoneの第一印象を教えてください
「簡単につくれるといっても、きっと自分には難しいだろう」と身構えていたのですが、イベントに参加してみたら本当に知識がなくても簡単な日報アプリをつくることができ、驚きました。そこでもっと学んでみたいと思い、プロジェクトの参加を決めました。
──kintoneの学習を進めてみて、いかがでしょうか?
おーつかさんが、「ルーレットアプリ」を作成されたのを見て、自分でもつくってみたい!と思うようになりました。つくり方を質問するなかでJavaScriptの存在を知り、AIを頼りながら試行錯誤しています。挑戦を歓迎してもらえる環境なのがありがたいです。
最近の取り組みで褒めていただいたのは、「カフェアプリ」ですね。お店の住所を入れると、自動的に緯度と経度が導き出され、マップの中にピンが表示されるという仕組みのアプリを作成しました。プロジェクトの指定課題に「こういうのがあったら便利じゃないかな」という自分なりのプラスアルファを加える過程が楽しいです。
──プロジェクトのなかで積極的に他の参加者とコミュニケーションを取られているのですね!
ふだんは自分から発言するタイプではないのですが、とても話しやすい雰囲気のミーティングなんですよね。他の参加者に質問することで新しい発見があるし、自分の取り組みを発表すると褒めてもらえる。モチベーションを維持しやすい環境です。
──今後の展望を教えてください
将来的に事務系の仕事に就きたいと考えています。現在、お客さまから依頼されたアプリをつくっているのですが、勉強したことが成果に繋がる・仕事として認めてもらえるのが本当に嬉しくて。就業意欲が高まりました。
──プロジェクトに興味のある方に向けて一言お願いします
一から何かをつくるということが苦手だった私が、kintoneでアプリ作成の楽しさを知りました。自分の成長を実感できるプロジェクトだと思います。「成長してみたい」、「新しいことに挑戦してみたい」という方には、ぜひおすすめしたいです。
おわりに
デジKAMAさんの事例に引き続き、就労支援の領域におけるkintoneの活用事例をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
ノーコードでアプリがつくれるだけでなく、カスタマイズの自由度も魅力であるkintone。


ミーティングの司会者をランダムに指名する、遊び心のある【ルーレットアプリ】
【ルーレットアプリ】を作成されたおーつかさんのように、プログラムの範囲を超えた高度なカスタマイズに挑戦されている方もいらっしゃると知り、驚くとともに感動しました!
また今回皆さんのお話を伺っていて印象的だったのは、週次ミーティングを通した活発なコミュニケーションです。参加者同士で教え合いながらPCスキルを高め、さらにプレゼン力やファシリテーション力といったビジネススキルまで習得していく姿は、このプロジェクトの素晴らしい成果だと感じました。
今回のプロジェクトで身につけた数々のスキルを活かして、参加者の皆さんが社会で活躍される日を楽しみにしています!
インタビューにご協力いただいた皆さん、ありがとうございました!