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フリーターがフリーターの実態を赤裸々につづります。過去働いたことのある職場を非正規雇用の立場で、法に触れない程度で自由に暴露していきたいと思います。

幸せな人生を実践する【複業】のはじめ方

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あけましておめでとうございます。

はづきへちまです。

ところでみなさんは、【複業】というものを知っていますか?

「副業は知っているけど、【複業】ってなに?」

と思われる方も多いかもしれません。

今回は、中村龍太さんの著書『多様な自分を生きる働き方ー誰にでもできる複業のカタチー』をご紹介します。

〇【複業】と副業のちがい

副業は、「収入を得るために携わる本業以外の仕事のこと」です。

対して【複業】は、お金を目的とする活動に限らず、「スキルやつながりを得る活動。家事・育児、介護、ボランティア活動など、すべての価値創造活動が対象」だそうです。

もちろん収入を得るための活動であっても良いわけですから、副業は【複業】のひとつということになりますね。

〇【複業】で目指すもの

【複業】において重視されるのが、「人的資本」「社会資本」「金融資産」の3つの資本・資産です。

  • 人的資本(スキル)⇒労働者が有する生産に有用な能力(労働、知識、技能など)
  • 社会資本(つながり)⇒人と人との信頼関係(友人、知人、人脈など)
  • 金融資産(お金)⇒自由に利用できる財産(現金、貯金、不動産など)

以上3つのうち、2つ以上の資本・資産が得られた時に人は幸福感をおぼえるそうですが、いずれか1つでも得られる活動であれば、それは立派な【複業】です。

【複業】を始めようと思った時点で、どのような資本・資産を持っているか、今後【複業】によってどのような資本・資産の獲得を目指すかは、人によってちがうでしょう。

「すでに3つの資本・資産が潤沢にあるよ」という方は、【複業】を実践する必要はないかもしれません。

もっとも、そういう方は、無意識のうちにすでに【複業】を実践されている気もしますが。

中村さんは「自分を肯定し、生きていること。働いていることへの意味づけが、少しずつできるようになった」というご自身の経験をもとに、【複業】という手段を紹介されています。

私もこれまでの仕事を振り返り、将来、自分がどうなりたいかを改めて考えながら、本書で紹介されている「【複業】ポートフォリオ」を実際に組んでみました。

〇はづきへちまの「【複業】ポートフォリオ」

私は現在、契約社員として一般企業で働きながら、ライターと声優をしています。

その意味ではすでに【複業】を実践しているといえますね。

私が【複業】を始めたのは、大学卒業直後の2013年から。

2013ポートフォリオ.PNG

その頃は、当然アルバイトの貯蓄しかありませんし、「人的資本」は健康な体と、学生時代に学んだ知識だけ。

当然、「社会資本」となる人脈もありませんでした。

2020ポートフォリオ.PNG

現在。

学生時代の貯蓄を切り崩して養成所に通ったのち、声優事務所に所属しています。

稼ぎとして十分なものではありませんが、ラジオのパーソナリティをしたり、企業ナレーションやラジオドラマの出演など、スキル・経験面での「人的資本」と、業界で働く人とのつながり、「社会資本」が少し増えました。

契約社員の仕事は、収入面を見ると本業と呼べるかもしれません。

もともと生活費を稼ぐために始めたもので、業務内容に強い関心はありませんでしたが、会社の支援で「衛生管理士」の資格を取ったり、コロナ禍でも在宅勤務をさせてもらって会社のPR動画を製作したりと、新たなスキル・経験を積ませてもらっています。

その意味では、「人的資本」に大きな影響を与えている仕事だったのだと、このポートフォリオを組んだ結果、今更のような気付きを得ました。

そしてライターの仕事。

こうして記事を書くことでスキルが磨かれているのはもちろん、各地の取材を通し、いろいろな人と出会い、さまざまな経験を積ませて頂いている大切な仕事です。

まだまだどの資本・資産も少ないですが、「【複業】ポートフォリオ」を組んでみて、これまでに得た「人的資本」と「社会資本」は十分活かせるものだと感じました。

今後はこれらをもとに「金融資産」を増やしつつ、新たな「人的資本」と「社会資本」を再生産していきたいと思います。

私はすでに【複業】を始めているためこのようなポートフォリオを組みましたが、本書には「【複業】をしてみたいけど、自分が何をしたいのか、何を得たいのか分からない」という方向けに分かりやすいキャリアプランの組み方も紹介されてます。

ぜひお手に取ってみてください!

〇おわりに

2020年は自身の働き方が大きく変わる年になりました。

担当していたラジオ番組が終了したり、舞台が公演中止となったり。

感染症拡大の影響を受けて、今の働き方に不安を感じた時、この本を手に取ったのです。

著者の中村龍太さんは、kintoneの実例取材を通して、私が【複業】を始めた当初からお世話になっている方です。(kintoneについてはこちら

IT企業に勤めながら農業をされたり、本当にいろいろなことを実践されている方で、おかげさまで私もライターとしてたくさんの経験を積ませて頂きました。

このコロナ禍で、「十分な収入が得られない、将来が不安な今の状態で本当に良いのだろうか」と迷っていた私は、本書の「今いる場所の居心地が良ければ、それでよし。居心地が悪ければ、少しだけ居心地が良い場所に身を置いてみてほしい。複業は誰もがする必要はない。したいなと思った時にすればいいものだ」という言葉で、したいことをしている自分を肯定的に捉えられるようになりました。

人によって幸せの定義はちがいますが、3つの資本・資産の中で自分が最も大切にしているものは何かが分かると、不安が消えて幸福感が得られるのではないでしょうか。

実際に行うかどうかは別として、今の生き方に迷ったら、【複業】という自由な生き方もあるのだと思い出して頂ければ幸いです。

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